下半期の行事予定
こんばんは。 法善寺副住職の中山龍之介です。 本日で2019年も半分が終わりました。 令和になってからは2ヶ月なので少し騙された感がありますが笑、あっという間に半年経ちました。 思い返せば、お寺では上半期に、お正月の修正会、春のお彼岸、永代経などの行事がありました。 そして下半期には、お盆、秋のお彼岸、バスツアー、報恩講、帰敬式といった行事を予定しています。 更にお盆には第2回終活セミナー、秋のお彼岸のお中日には『宗教を知ろう』パネルディスカッションがあります。 さすがに詰め込みすぎたかもしれませんが笑、どれもとても楽しみにしています。 ご好評いただければ来年以降も続けていきたいと思っておりますので、皆様のご参加をお待ちしております。 法善寺の行事予定の詳細については、 こちらからご確認ください。 南無阿弥陀仏
梅雨らしい天気が続く
こんにちは。 法善寺副住職の中山龍之介です。 今日も雨が断続的に降り続いています。今年の梅雨はきちんと雨が降る梅雨ですね。昨年はどうだったでしょうか。空梅雨だった気もすれば、それは一昨年だったような気もしますし。記憶というのは曖昧なものです。笑 本日はこれから勉強会が開かれます。30~40歳くらいの若手のお坊さんが集まって、仏教の勉強をします。私は学院に通っておりますが、卒業してしまうと勉強する機会が減ってしまいますので、このような勉強会がなお一層ありがたくなるんだろうなと思います。勉強会の参加者の中で私は最年少ですが、甘えずに頑張ります。 ちなみに勉強会で講師をやっていただくのが、『宗教を知ろう』パネルディスカッションにも参加していただく木曽先生です。マニアックなくらい物知りですので、毎回様々なトピックを選んでお話していただけます。 ちなみに勉強会の後はみんなでご飯を食べに行って懇親会。という訳で今日はこんな早い時間にブログを書いているのです。笑 勉強会、頑張ります! 南無阿弥陀仏


愛知県は岡崎の上宮寺にいきました
こんばんは。 法善寺副住職の中山龍之介です。 以前のブログでちらっとお話しておりましたが、法善寺のルーツを辿って小冊子にまとめようと思っています。 本日はその第一歩としまして、約400年前に法善寺を作られた了賢という方が元々いたお寺に行ってきました。 それは愛知県は岡崎にある上宮寺というお寺なのですが、とても貴重なお話を聞くことができました。1400年ほどの歴史があるお寺なのですが、うちとは違い記録もたくさん残っていて、そこと照らし合わせながらお話をお伺いすることができました。 詳しくは後日、法善寺の歴史としてまとめてみなさんにお伝えできればと思います。 それにしても、歴史を辿るのは本当に面白いです。なんで中高生の時に歴史というものに全然興味がなかったのか、当時の自分を叱ってやりたい気持ちです笑 その時代時代に一生懸命生きた人がいて、その繋がりが歴史になってるわけで、なんでそうしたんだろう?その時どういう気持ちだったんだろう?と考えを巡らすと、とても興味深いです。 まだまだ、法善寺のルーツを辿るのは続けていきます。まとめて発表しますので、お楽しみ
朝のお勤めをする理由
こんばんは。 法善寺副住職の中山龍之介です。 私はお寺の家に生まれましたが、お坊さんとして働くようになったのは去年の4月からです。まだ一年と少ししか経っておりませんが、様々な方にお会いしました。主にはお坊さん業界の人ですが、みなさんそれぞれ様々なことを考えられています。 毎日ブログを書き始めて2ヶ月くらいが経ちますが、『読まれなければ意味がない』『もっと拡散しないとダメ』と言われることがあります。確かに全然拡散はできていないなぁと思いますが笑、拡散しないと書いてる意味がないのかと言うと、それは違うと思います。 朝のお勤めもそうです。相変わらず人は全然いらっしゃらないですが笑、誰かが見ていないとやる意味がないのかと言うと、それも違います。 反対に、『それっぽい』ことをして拡散してバズらせて、注目を集める人もいます。一般社会ではもちろん、お坊さん業界にもたくさんいます。古い業界だと思われているからこそ、少し変わったことをやるとすぐに注目してもらえるのかもしれません。 ただ私は、そこに『本質があるか』にこだわりたいと思っています。 自らをお坊さんと称す


夜のかっぱ橋とスカイツリー
こんばんは。 法善寺副住職の中山龍之介です。 本日は午前中に、整体と散髪に行きまして、メンテナンスタイムとなりました。 散髪には月1で行こうと思っているのですが、いつも気付くと1.5ヶ月ほど経っています。特に最近は、暑くて汗をかくと髪の毛が長いのが邪魔になります。いっそのことお坊さんらしく坊主にするかとも思ったりしますが、したらしたですぐに後悔するのが目に見えていますのでやめておきます笑 さて今日の写真は夜のかっぱ橋です。学院の帰りに撮影しました。来週末の七夕まつりに向けて少しずつ準備が進んでいます。 個人的には、かっぱ橋から見るスカイツリーの景色がキレイでとても好きです。東京の観光名所にもなっているスカイツリーが地元の近くに来てくれたの嬉しいことです。 私より上の世代で上京してきた方には、東京=東京タワー、という認識がある人もいます。今の若くて上京してきた人は、東京=スカイツリー、という認識はあるのでしょうか。そうであればなんとなく嬉しいですね。 ちなみにこんなこと言ってますが、スカイツリーに登ったことはありません笑 いつでも行けるかと思うとな
現代人の人生は薄い?
こんばんは。 法善寺副住職の中山龍之介です。 火曜日の本願寺学院は、真宗学の授業です。主に、親鸞聖人が書かれた教行信証について勉強していきます。 今年はその中でも最も大事かもしれない、正信偈(しょうしんげ)を読み解いていきます。 正信偈とは、帰命無量寿如来(きみょうむりょうじゅにょらい)から始まる偈文で、浄土真宗の根本聖典とされています。ちなみに私も、毎朝のお勤めで必ず読むのがこの正信偈です。 内容についてここで書くのは長くなりすぎますし笑、何より私自身がまだ勉強中の身ですので学院を卒業したら、少しずつ書いていこうと思います。 ところで、今日の授業の中で、人の精神年齢について話が出ました。最近は肉体的な寿命は延びているけれど、それに精神年齢が追いついていないと。 人生50年、と言われていたのがいつまでか分かりませんが、限られた短い時間の中でそれぞれの時代で人々は輝いてきたんですね。特に昔の人は今よりも早く亡くなる人が大半です。 親鸞聖人が教行信証を著されたのは40代と言われています。伊藤博文が総理大臣になったのも44歳。坂本龍馬なんて、様々な功績
お坊さんに定年はない
こんばんは。 法善寺副住職の中山龍之介です。 本日は梅雨らしく、東京ではほぼ1日雨が降っていました。正直、傘を持ち歩くのは面倒ですが、雨のおかげで気温は涼しく室内にいれば過ごしやすさすら感じました。私は汗っかきですので、これぐらいの気温の方が助かります。周りにも迷惑かけませんし笑 本願寺学院の月曜の授業は、真宗史を勉強しています。浄土真宗の歴史を学ぶのですが、その中でも最近は覚如上人について取り上げられています。覚如上人というのは、当時親鸞聖人の教えは広まっていながらも、まだ浄土真宗という宗派が確立されていない中で浄土真宗を独自の宗派として確立させ、そして本願寺を作った人として知られています。各地に散らばる親鸞聖人の弟子や親族による反発などもあったそうですが、ご自身の信念を持って行動されたんだと思います。 いつの時代も、強い信念というのは大事ですね。同じ能力を持っていて、同じゴールを見ていたとしても、気持ちの部分で差があれば結果は大きく変わってきます。こんなに技術が進化してITだなんだと言われている現代でも、それは変わりませんね。面白いものです。
日本人初NBAドラフト指名
こんばんは。 法善寺副住職の中山龍之介です。 すみません、今日もお寺を離れ、バスケのことを書きます笑 先日、NBAのドラフトがありました。数日前なのですでにこの情報に新鮮味も何もないかもしれませんが笑、八村塁選手が9位指名されました。まだNBAに入ることが確定しただけですが、既に快挙と言ってもいいほどすごいことです。 近代バスケになってからは、日本人としてドラフトされたのは初めてのこと、更にそれが9位という上位指名。日本のバスケ好きなら興奮しないわけがありません。 連日ニュース番組などでも大きく取り扱われ、バスケに詳しくない方でも八村塁選手のことは知っている方も多いのではないでしょうか。まさかこんな日が来るとは。NBAで活躍して、もっともっと日本で人気が出ると嬉しいですね。 ご存知の方もいらっしゃると思いますが、八村選手は日本とベナンのハーフです。日本の高校を卒業したあとアメリカの大学に入学し、そこでも大活躍をしてドラフト指名されることになりました。 見た目が黒人ということもあり、血統民族国家の日本からすると『ハーフだしスタートが違うよ』と言う声
書道師範のカッコいい看板にアガる
こんばんは。 法善寺副住職の中山龍之介です。 本日は書道教室に行ってきました。いつもは木曜日ですが、今週は予定が入ってしまいましたので振り替えて土曜日に行くことにしました。 半切の1/2の大きさの紙に、九成宮の文字を8文字書いていきます。前回までは机の上に半紙を広げて書いていたのですが、今回からは紙も大きくなったので地面に広げて書きました。おかげさまで膝がとても痛くなってしまいましたので、来週からはバレーボールで使うような膝当てを着けようと思います笑 今日の授業の途中で、卒業式がありました。2年間という師範養成科のプログラムを修了して、2名の方が無事に卒業されました。卒業証書と、書道師範と書かれた看板が手渡されていて、とても羨ましかったです。あのカッコいい看板を目指して頑張ろうとモチベーションが上がりました笑 段々と上手くなってきている感じがしますので、近々お店できればと思っています!お楽しみに。笑 南無阿弥陀仏


お寺の貯金
こんばんは。 法善寺副住職の中山龍之介です。 お寺に入って実感するのは『お寺には貯金がある』ということです。 いきなり生々しい話だな、と思う方もいらっしゃると思いますが、ここで言う貯金とはお金のことではなく、『信用』のことです。 例えば、1000年以上続くお寺、と言われると、その歴史の分だけ信用があります。また、前前住職が布教に努められましてお寺は大変盛り上がりました、という前前住職の信用というのは時を超えて今の私達にも残されています。このようにお寺は、先祖代々の方々が築いてきた『信用』という貯金によって成り立っていると言っても過言ではありません。 しかし反対に、貯金は貯金ですから、いつか無くなってしまいます。私達の子供や孫、更にもっと先の世代に続くように、私達もその貯金を使い果たすのでは無く、更に大きくして引き継いでいかなければいけません。 現在の日本では、お寺は分岐点に立たされています。私が年老いている頃には、半数近くのお寺が無くなるとも言われています。そんな中で、残った貯金を数えるのか、貯金を減らさずに増やす努力をするのか、その選択が大きな