top of page

朝のお勤めをする理由

  • 執筆者の写真: Nakayama Ryunosuke
    Nakayama Ryunosuke
  • 2019年6月27日
  • 読了時間: 2分

こんばんは。

法善寺副住職の中山龍之介です。

私はお寺の家に生まれましたが、お坊さんとして働くようになったのは去年の4月からです。まだ一年と少ししか経っておりませんが、様々な方にお会いしました。主にはお坊さん業界の人ですが、みなさんそれぞれ様々なことを考えられています。

毎日ブログを書き始めて2ヶ月くらいが経ちますが、『読まれなければ意味がない』『もっと拡散しないとダメ』と言われることがあります。確かに全然拡散はできていないなぁと思いますが笑、拡散しないと書いてる意味がないのかと言うと、それは違うと思います。

朝のお勤めもそうです。相変わらず人は全然いらっしゃらないですが笑、誰かが見ていないとやる意味がないのかと言うと、それも違います。

反対に、『それっぽい』ことをして拡散してバズらせて、注目を集める人もいます。一般社会ではもちろん、お坊さん業界にもたくさんいます。古い業界だと思われているからこそ、少し変わったことをやるとすぐに注目してもらえるのかもしれません。

ただ私は、そこに『本質があるか』にこだわりたいと思っています。

自らをお坊さんと称するのは簡単です。

私の宗派でしたら、お寺に後ろ盾してもらい、頭を丸めて、簡単なお経を読めれば、僧籍を手に入れられます。はっきり言って、仏教の知識はほぼゼロでいけます。

その上に当たる教師資格も、大谷大学や龍谷大学などの仏教大学を卒業する、もしくは私が現在行っている本願寺学院に2年通えば手に入れられます。もちろんテストなどありますが、これもそんなに難しくないです。

では、この広き門(あえて言います)を潜り抜ければ終わりなのか、それで『一生お坊さん』なのか、それは違うと思います。

本願寺学院の学院長が、昨年度の卒業式で卒業生に向かい『卒業したからゴールじゃない、自分が今どこにいて、どのような教えを頂けば良いのか、自問自答しながら生きてください(ちゃんと書くと長くなるので、かなり要約しました)』といった旨のお話をされました。

だから私は、朝のお勤めをしています。『朝のお勤めをすればそれでいいのか』と言われてしまいそうですが、これが私なりの本質を突き詰める一歩です。お坊さんとしてやるべきことをやっていないと、『私はお坊さんです』と胸を張って言えないからです。

毎日悩み、どうあっても救われないような私を、どうあっても救ってくださる阿弥陀様、そしてその教えを見つけた親鸞聖人に感謝の気持ちを持ち続けたいと思います。

南無阿弥陀仏

Comments


特集記事
最新記事
アーカイブ
タグから検索

年間行事のお知らせや、仏事のご相談を承ります。
ご登録宜しくお願いします。

LINE
法善寺家紋

​浄土真宗東本願寺派

龍飛山法善寺

〒110-0015

東京都台東区東上野6-17-3(MAP)

最寄り駅:東京メトロ銀座線『稲荷町駅』 徒歩5分

       JR『上野駅』入谷口 徒歩7分

電話 :03-3844-7613

FAX  :03-3844-7942

メールinfo@houzenji.org

■お問合せはこちら

© 2022 法善寺 All Rights Reserved

bottom of page