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お彼岸に向けてコツコツ準備

こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


今日は3月11日、東日本大震災が発生してから丸10年が経ちました。


テレビをつけても、今日は多くの時間が震災について時間が割かれていました。そんな中、被災当時は9歳だった男の子が10年後に何を思うかと言うインタビューを受けていて、『被災したのは私のアイデンティティーです』と言っているのを聞いて、その逞しさに驚きました。


その方はお母さんや妹たちなど、家族7人を失っていたにもかかわらず、そして10年経ったとはいえ、まだ19歳なのにそうやって乗り越えられていることに大変驚きました。他の方も、被災したのにみなさん明るく前を向いて生きておられるように見えます。自分が同じ立場だったらそうやって前向きに捉えられるのか分かりませんので、そんな方々を尊敬します。


これからの10年が更に良い時間になっていくよう、そして亡くなった方々に感謝の気持ちを伝えながら、一歩一歩進んでいきましょう。



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お彼岸に向けて

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そんな今日でしたが、お寺ではお彼岸の準備やら建替えのことやらで少しバタバタとしておりました。


細かいことは言えませんし、図面をブログでは公開できませんが、お彼岸ではお寺の境内で色々と公開していこうと思っています。なんでもかんでも、オンラインオンラインとなっている時代だからこそ、オフラインでしか見られないものを作るのには価値があるんじゃないかと思っています。どうせなら、手作り感満載のモノにしますので、お楽しみにしてください。


そしてその横で、アンケートも設置する予定で、建て替えについての意見を伺いたいと思っています。私達としては、お檀家さんと一緒に作り上げたお寺にしたいと思っているので、建て替えの図面やらコンセプトやらが貼り出されている前で、みなさんからもアイディアを頂ければ嬉しいです。全ての声を反映することは現実的には難しいですが、まだこの段階でしたら反映出来ることはたくさんあります。是非是非、ご意見お聞かせくださいませ。お願いします。


そんな傍ら、御朱印の準備には手間取っています。姉のスタンプ待ちという状況なのですが、仕事柄この時期は多忙のようでなかなか時間が取れません。そんな中でも協力してくれて(感謝)、今週末には出来上がってくる予定ですので、それをスキャンして色調整してプリントして、私の方で文字を書き込んでいくという作業になります。


前回のお正月に続き、大体100枚くらいを用意しようと思っています。書くのが間に合うかが怖いところですが、エイヤー作業は得意な方なので頑張ります。


前回の御朱印よりも書道の腕前が上達しているかは怪しいところですが、精一杯気持ちを込めて100枚書かせていただきます。ちなみに御朱印のお代はお気持ちとさせていただきます。お好きな金額を、本堂の賽銭箱にお支払いください。



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親授式を受けます

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お彼岸終わりには、祖父の7回忌もありますが、それ以外にも『親授式(しんじゅしき)』という式を本山・東本願寺に行って受ける予定です。少し時間が経ってしまいましたが、御法主にお会いして住職の任命を受ける式となります(解釈間違ってたら教えてください)。


親授式を受けることは強制ではないのですが、またとない機会ですので受けることにしました。家族と責任役員さん(総代さんのお一人)でお邪魔する予定です。どういうものなのか分からないので少し緊張していますが、こちらとしては何かするわけではないと思いますのでそういう意味では気楽です。早めに準備するべきものを準備して、当日に備えようと思います。


数えてみると、正式に住職になってから4か月が経とうとしています。その前から、父が入院してからは僧侶は私一人で法善寺を回していましたのでやっていることは変わりなかったりしますが、やっぱり住職と言う役職によって緊張感があることも事実です。父や祖父にはもう甘えていられません。


そんなこと言いながらも、変に追い込まれたりはしない性格なので前向きに捉えてコツコツ頑張っていきます。未熟者がどうなっていくのか、成長を楽しんでいただけると嬉しいです。


では、明日もがんばりましょう。



南無阿弥陀仏

 

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