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短念仏のお勉強

こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


ただいま声明学園が終わり、授業風景の動画をYouTubeにアップロードしながらブログを書いています。今回はとある先生の提案から、Zoomを録画したものではなくてカメラで撮影したデータを使っています(カメラの数に限界があるため学年によりますが)。


やっぱり音質や画質はこっちの方が良いので、喜んでもらえると嬉しいのですが、その分データが重いのがネックです。私のノートパソコンが、ファンをウィンウィン鳴らしながら頑張って処理しています。パソコンのこういうところに人間らしさを感じるのは私だけではないはず。



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短念仏のお勉強

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さてさて、そんな声明学園ですが、私がいる1学年は今日から『短念仏(たんねんぶつ)』の授業に入りました。文字通り『短いお念仏』のことでして、『南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)』と称えずに『なまだぶ』とか『なんだぶ』とか『なむあみだ』とか少し短くして称えるものです。


短念仏と一言で言っても、登場する場面が様々で、その都度称えられ方が変わってきます。そこには意外と細かいルールがあったりして、それを覚えるのもとても大切です。


例えば、正信偈に舌々(ぜぜ)という読み方がありますが、この後には専用の『舌々短念仏』を称えます。『なんだぶ』と3回称え、一回切ってから改めて『なんだぶ』と10回称え、また一回切ってから『なむあみだぶ』と2回称える、というものです。この組み合わせの短念仏は、正信偈・舌々の後にしか使われません。


また、お経の後には『経後短念仏(きょうごたんねんぶつ)』を称えます。この経後短念仏の中にも3種類ありまして、短念仏後に何を読むかで変わってきます。こういう場合はこれ、こういう場合はこれ、こういう場合はこれ、と使い方が分けられているんですね。


あんまり細かい話をしてしまうとアレなのでこれぐらいにしますが、改めて『短念仏』を学んでみると複雑なシステムになっているな~と思います。馴染みのない方からするとどれも同じに聞こえてしまいそうですが、実は色々あるんですよ!というのだけでも知って頂けると嬉しいです。ちなみに先日、N●Kから声明に関する取材を電話で受けたとき『お経ってなんで重低音なんですか?』と聞かれましたが、『いや、色々あるから!』という言葉を飲み込みながら丁寧に説明させていただきました。



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3月の行事どうするか

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さて、緊急事態宣言延長を受け、お寺の行事の予定も少し変わってきました。今日LINEで皆様にご報告しようと思っていたのですが、バタバタしてしまって出来ておりません。申し訳ございません。明日の朝配信に切り替えましたが、一足先にブログではご報告させていただきます。


まず春のお彼岸ですが、基本的には通常通りになります。ただし、3密を避けるためにお茶やお菓子の提供は控えさせていただきます(多分お持ち帰り用にペットボトルのお茶は置きますが)。初日・お中日・最終日のお勤めは行いますが、申し訳ないのですが発声はご遠慮ください。私が皆様の分も頑張って声を張り上げます。


また、特に土日(3/20, 21)の11-13時は混雑が予想されます。お時間に余裕のある方は、時間帯や曜日をずらしていただけると、ゆっくりお墓参りすることが出来るかもしれません。


最近の法善寺では恒例となっておりますが、お彼岸中は本堂の正面扉をあけて開放します。期間限定の御朱印も用意する予定ですので、参拝記念にお持ち帰りください。姉手作りの龍のハンコが押されたものです。お楽しみに。


さらにさらに、連日『建替えだ!建替えだ!』と私が騒いでいますが、お彼岸中は現在計画中の図面を貼りだします。まだまだこれから変更ありの図面ですが、法善寺の何となくの方向性や狙いを見ていただけると嬉しいです。また、私がこんなこと言うのも変ですが、お寺の計画中の図面なんか見る機会滅多にないと思いますので、そういう意味でも楽しんでいただけたら嬉しいです。


そして、3月21日に予定していた『声明の会』は、緊急事態宣言に引っかかりましたので中止となります。4月こそ・・・。


それでは引き続き、よろしくお願いします。



南無阿弥陀仏

 

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