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年度の締め作業をする季節

4/28のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


今日は、5月3日の永代経法要に向けて、仏具のお磨きがありました。とは言っても、申し訳ないのですが私自身がやったのではなく、母が率いるお磨き隊が活躍してくれました。法善寺では、永代経法要以外にも、お彼岸やら報恩講やらの行事ごとの前には必ずお磨きをしています。あの独特な真鍮クリーナーの匂いを嗅ぐと、あぁ行事が近いなぁ、と思うようになりました。


ということで、当日はピカピカの仏具と共にお待ちしております。11時から法話(テーマ:道を歩む)、12時から勤行でございます。終わりましたら、ご参詣いただいた方々にはお弁当をお渡しいたします。是非是非ご参加くださいませ。


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年度の締め作業をする季節

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ここ数日、昨年度の締め作業に四苦八苦しております。お寺さんは大体4-3月という年度かと思いますが、法善寺も例に漏れず3月で昨年度が締まりました。ということで、収支の計算やら何やらをしているわけです。


よく、『お寺は税金払ってないんでしょ?』と言われることがあります。実はそれは半分正解で半分不正解で、確かに宗教活動に対する部分には法人税は掛かりませんが、それ以外の活動から得た利益があった場合は普通に法人税が掛かってきます。土地を持っているお寺さんも多いものですから、所有地を貸し出したり、そこを駐車場にして貸し出したり、そういう場合には普通に法人税が取られます。


ちなみに法善寺は今のところ、それらの収益はありませんが、建替え後にはあれこれと考えておりますので、(もしちゃんと利益が出れば)その辺りには法人税が課税されることになります。


今のところ法人税は課されない法善寺ですが、毎年の収支報告は税務署にしなければいけません。特にお寺の場合は、個人のお財布と法人の会計がごちゃごちゃになりやすい環境ですので、その辺りをちゃんとしているかどうかは税務署から見られるポイントみたいです。法人税は非課税かもしれませんが、仮に法人のお金で個人の買い物をしていたら、個人に追徴課税される、ということです。


収支報告書は一般法人からするととても簡易なものらしいですが、それでも私にとっては悪戦苦闘するもので、毎年この時期はやり込められています。今日もそれであれやこれやとやっていたわけですが、なんとか土台が仕上がりましたので、あとは体裁を整えていく作業になるかなぁという感じです。


建替え後、事業をやるともっと大変になるのかと思うとゾッとしますが、その時はその時でまた考えてやっていきます。不思議なことに、面倒くさいなぁと思う自分と、新たな世界が見えるじゃんと楽しみにしている自分がいて、いざという時に後者の自分が頑張ってくれることを期待しています。


今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。数字は好きですが、残酷だなぁ。だから好きなんだけども。



南無阿弥陀仏

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