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職業ではなく生き方


こんばんは。

法善寺副住職の中山龍之介です。

 

息子が机の上にあるリモコンをいじるのが好きで、おもちゃのリモコンを買い与えてから、そこから流れるABCの歌が耳から離れなくなってしまいました。一般的に知られているABCの歌ではなくて独特なんですが、つい口ずさみたくなってしまうメロディです。

 

また、いつもお寺で夕方頃になると『おかあさんといっしょ』を見させているのですが、見事に食い付きます。子供用の歌って、やっぱり耳障りが良いですね。NHKにはそういう曲を作り出すレシピみたいなのがあるんでしょうか。私的には『からだダダンダン』みたいな局が好きです(#地球の子どもだよ)

 

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最近バタバタしがち

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実は最近バタバタしています。ありがたいことに法事の数も戻ってきて、毎週の書道も再開し、毎週の東洋大学の授業もあり、7月の新盆や盂蘭盆会に向けての準備があったり、お寺の建て替えのこと進めたり、バスツアーのことを進めたり、世話人会の準備をしたり。(写真は去年のバスツアーの模様)

 

ただもちろん、全てを一人でやっている訳では無く、むしろ私がほとんど手を付けていないこともあるのですが、一応何が起きているのかくらいは把握しているつもりです。ですので、バタバタはしていますがパンクはしていない状況です。夜に走ったり、バスケしたりするくらいの時間は残っています(#運動いのち)

 

そして毎夜、このブログを書いています。明確に書くことがある日は良いのですが、ネタが無い日(今日はこっち)もあります。そんな日は、ヤフーニュース見返して時事ネタを仕入れたり、仕事のことを振り返ってみたり、無策にとりあえず書き進めてみたり(今日はこれ)しています。

 

『毎日更新大変ですね』と言われることもありますが、本人は全然辛くはなく、むしろ楽しんでます。そして、こういった状況を楽しめているだけでもサラリーマン時代とは全然変わったなと思います。

 

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僧侶はブラックなのか

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私は、今はサラリーマン(雇われ)ではなく自営業になります。正確に言えば、宗教法人の役員になるのですが、勤怠管理も無いし、休みも無いし、残業代なんてもってのほかです。これだけ聞くとブラック企業みたいですが、どこのお寺もそんな感じだと思います。だから以前、どこどこのお寺で残業代が支払われていなくてお坊さんがお寺を訴えた、みたいなニュースを見たときはびっくりしました。え、残業代とかいるの?と正直思いました。

 

ちなみに法善寺は建物としては17時に閉まりますが、その後に電話が鳴ることだってありますし、それこそ葬儀の連絡が夜中に来ることだって珍しくありません(偉そうに言ってますが、17時以降の対応は母親メインです。ありがとうございます)

 

そんな環境ですから、お寺のことをあまり『仕事』として捉えていなくて、良いのか悪いのかたっぷり時間を使えてしまいます。切り替えが出来ていないとか言われそうですが、そもそも切り替える気も無いのです。はい。

 

一方、サラリーマン時代の自分は、勤務時間中は頑張っていたつもりですが、それ以外の時間を仕事に費やすのをあまり好んでいませんでした。『残業代出ないから』とか『いまは仕事の時間じゃないから』とか、そういった理由を付けてぐだぐだしていました。もしくは、時間外で働いている自分を『なんて頑張っているんだ、偉いぞ』と謎に褒め称えていました。

 

雇われの身ならばそれも悪くないのかもしれませんが、今の自分の思考回路で下の人がそういう態度でいたら、イライラすると思います。今は、『職業:僧侶』ではなく『生き方:僧侶』になってしまっているんですね。(だからと言って飲みに行かないとかではないので、誘ってほしいです)

 

数年前とはいえ、同じ人間の価値観がここまで変わるのも面白いです。仏教で言うところのご縁によって、私自身の価値観・考え方が変わってきたという事ですね。自分自身を通して、『諸法無我(何事にも絶対的な自我は存在しない)』を学ぶことが出来ました。

 

ちなみに個人的には、芸人さんでも収録や舞台の上だけで芸人らしい人は好きじゃありません。『あー、この人は一般社会で生きていくのは大変で芸人という道を選んだんだな、頭おかしいな』みたいな人が好きです。『生き方:芸人』な人です。

 

話が逸れましたが、変わってるくらいの方が人間味があって良いと思いますので、私も気にせず生きていこうと思います。

 

締め方が雑ですみません。おやすみなさい。

 

 

南無阿弥陀仏

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