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変わりゆく時代


こんばんは。

法善寺副住職の中山龍之介です。


本日は久々に終日雨が降っていました。しとしとと、まるで梅雨のような雨。しかし気温はそこまで下がらず、いよいよ冬は完全に過ぎ去ったのでしょうか。ついでにコロナも完全に過ぎ去ってほしいところですね。


また、ご報告になりますが、お寺の総代さん(お檀家さんの代表者)から、東本願寺学院の卒業祝いを頂きました。とっても美味しそうな日本酒。これ以外にもフルーツゼリーや、ご趣味のスキューバダイビングで撮影された写真を使ったポストカードや、直筆のお手紙も頂きました。本当にありがたいです。家で晩酌させていただきます(#体内消毒)。


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変わらなくてはいけない時期

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さてさて、新型コロナウィルスが連日騒がれておりますが、みなさん段々と『新型コロナは無くならなくて、共生しなきゃいけないんじゃないか?』と思い始めているのではないでしょうか。かく言う私もその一人で、ここまで広がってしまったウィルスが完全に終息することは無いんじゃないかと思っています。毎年のインフルエンザの様に、程よく付き合いながら生きていくしかない気がしています。


そしてこのウィルスの影響で、私たちの生活が一変しそうな雰囲気もあります。オンラインでの学校が増えたり、自宅で仕事をする人が増えたり、それによって学校や事務所を構える会社が減るかもしれません。私の周りからも『あれ、事務所っていらなくない?』とか『テレワークで十分じゃん』という声がちらほらと聞こえてきます。ニューヨークに住む親せきに聞いたところ、その人の息子の学校はオンラインで行っているそうです。


ところがどっこい(急な昭和感)、実店舗を持つ人たちにとってはそんなこと言ってられません。飲食店なんかは顕著かもしれませんが、お寺も例外ではありません。法事やお墓参りなど、お檀家さんにお寺(=実店舗)に来ていただいて成立しているものですので、簡単に全てをデジタル化するわけにはいきません。


ところがどっこい(急な昭和感アゲイン)、この新型コロナウィルスの影響を見ていると、そんな悠長なことを言ってられなくなってきたのも事実です。逆に言えば、お寺の新しいあり方を模索しなくてはならないチャンスでもあります。こんな急に変化が訪れるとは思いませんでしたが、仕方ありません。


もちろんもちろん、お寺の雰囲気はとても大切なもので、やっぱり来ていただかないと感じられない部分もあります。飲食店のインスタを見ていたってお腹は膨れないのと一緒で、お寺の庭やお座敷や本堂の写真を見ただけでは、宗教施設に入ったとき独特の厳かさな気持ちにはなれないと思います。『仏法、毛穴より入る』という言葉があるそうですが、お寺に来てこそ、仏様の教えを体全体で受け取れるのかもしれません。


しかししかし(何回逆説するんだ)、お寺で勤める年回忌の法事だけを切り取れば、浄土真宗の場合は『故人の命日をご縁として、仏様の教えを頂く』ことがその意義であり、それは必ずしもお寺で行う必要性があるわけではありません。


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前フリ長くなりましたが、本題

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何が言いたいかと言うと、年回忌法要の模様を動画に収めて、YouTubeにアップしようと思います。


『法名』や『○回忌法要』といったところは空白にして、年回忌法要のテンプレートみたいな形で載せようかと思います。再生回数が行くとは思えませんが、新型コロナウィルスの影響で法事のキャンセルが相次ぐ中、一人でもその動画によって、年回忌の法要を勤められた気持ちになってくれれば幸いです。もちろん本堂でお勤めした方が、目や耳だけでなく毛穴で仏法を感じることが出来ますが、本堂でのお勤めが100だとしたらYouTubeで10でも感じていただければと思っています。


まだ動画撮影してないくせに、ブログで宣言してから動くという謎のスピード感ではありますが、ご勘弁ください。今できることを粛々と。。。



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