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前住職の一周忌法要

10/15のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


今日は前置きは無しにして、早速本題に入ろうと思います。


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前住職の一周忌法要 ================

昨年の今日、前住職であり私の父でもある中山秀成が亡くなりました。4月に検査入院をし、一度退院してから6月からは治療のための入院をしていました。厳しい長期になる入院と聞かされていましたが、父ならのらりくらりと乗り越えて帰ってくるだろうと思っていましたが及ばず。最後の最後まで奇跡を信じていましたが、混乱の中10月15日を迎えた、という感じでした。


あれからもう1年か、という想いもありますが、まだ1年しか経っていないのか、という想いの方が強く、それだけ色々なことがあった1年間でした。様々な思いが心を巡っていますが、まずは今日という日を無事に迎えることが出来たことに、全てのご縁を頂いた方々に感謝申し上げます。本当にありがとうございます。


このような時期でしたが、お参りにいらっしゃった方々には、改めて感謝を申し上げます。久々にお顔を拝見する方もいらっしゃり、もっとゆっくりとお話したいところではありましたが、大変失礼いたしました。皆様にはお弁当をお持ち帰りいただいたのですが後席は用意できませんでした。来年の三回忌では、もう少しゆっくりとしたお時間を過ごせれば嬉しいです。父もそういう席が大好きでしたので。


また、今日時点では緊急事態宣言も解除されていて、コロナの感染者数は落ち着いていますが、ご案内を出す時はバリバリの緊急事態宣言下で、感染者数も半端なかったので、お参りの方々の人数はかなり絞らせて頂いておりました。本来であればお呼びしたい方々が他にもたくさんいらっしゃったのですが、大変申し訳ない気持ちです。来年こそはお呼びできれば、と思っています。


私は施主という立場でしたが、準備は母や妻が率先してやってくれました。法要自体も、式辞の方や助音の方々が大変助けてくださりました。私は肩書だけで何もしていないような気もしますが、とりあえず無事に終えられたことにホッとしております。父を少しは安心させることが出来たんじゃないでしょうか。私に甘い祖父は、無条件に安心してくれていると思いますが。


こんなこと言うとあれかもしれませんが、こういった普段とは違う法要を執り行うのは、自分自身にとってはとても勉強になります。今後の法要の際や、他のお寺さんに呼ばれた際などにこういった経験が生きてくると思います。父の生前もこういう機会がなかったわけではありませんが、やはり父が率先してやっていましたので私にとっては今の方が学べる幅が広いです。これも御縁かな、と思いながら有難く勉強させていただきました。


来月には報恩講、年が明けたら修正会、お彼岸、そして永代経のタイミングで住職襲職のお披露目を考えております。住職披露目は、それこそ普段とは違う法要になりますので、そこでも多くを学べると思っています。住職としてではないと学べないことも多いので、一つ一つの機会を見逃さないよう、大切に勉強していきます。


父が亡くなり1年が経ち少し落ち着いてきた法善寺ですが、これからは建替えなどを控えています。また様々な困難に出くわすこともあると思いますが、頑張って乗り越えていくつもりですので、門徒さんや他のお寺さんにおきましては、これからもご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。



南無阿弥陀仏

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