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京都研修締め

5/17のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


昨日はブログをすっぽかしてしまいました。やっぱり自宅のベッドが一番ですし、思っていたよりも疲れていたみたいで、一度寝たら起き上がることが出来ませんでした。


ということで今日は、昨日書くべきだった京都研修の締めを、明日は今日の書道について、明後日は明日の声明学園について、それぞれ書いていこうと思います。1日ズレでお送りしていきますが、どうぞお付き合いくださいませ。


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京都研修締め ===========


一昨日のブログに書いた通り、1泊2日で京都研修に行ってきました。主な目的は、親鸞聖人の生誕850年を記念した『親鸞展』が京都国立博物館でやっているから見に行くことです。


ただ私個人としては、仏具店や法衣店との繋がりを作る、という裏テーマもありました。京都の大学を出たわけではなく、お寺に入る前に祖父が亡くなり、父も若くして亡くなったため、本来お寺が持っているべきお店との繋がりを持てていませんでした。ここらへんは一昨日のブログにも書きましたので、今日は割愛させていただきます。


一泊明けての昨日は、朝から真宗本廟(通称:東本願寺)の晨朝法要の見学に行ってきました。7時からでしたが、特に夜更かしもしない健康的な研修旅行だったので全く問題なく見に行くことが出来ました。思ってたよりも音が低めかな?なんて思いつつ、とても大きな御堂での法要に羨ましさを感じながら拝聴させていただきました。


終わってホテルに戻り、朝ご飯を食べ、荷物をまとめ、チェックアウトし、いよいよ一番の目的である親鸞展へ出発しました。京都駅前のアパホテルに泊まっていたのですが、そこから京都国立博物館だとなんとか歩ける距離だったので、徒歩で向かうことに。午前中ということもあり、気持ちよい天気のなか歩を進めることが出来ました。


道中には、親鸞展ののぼりがかけてあったり、飲食店にはポスターが貼ってあったり、街全体で盛り上げてる感がありました。そんな熱気につられるように20分ほど歩くと、無事に京都国立博物館に着くことが出来ました。


上野にも国立博物館はありますが、京都の方が敷地の使い方が贅沢でとても広く感じました。周りに大きな建物がないのも、そう感じさせた要因かもしれません。何にせよ、とても気持ちの良い空間で、親鸞展は開かれていました。


中は撮影禁止だったので写真は残っていませんが、見応えたっぷりでお腹いっぱいになりました。これでもか!というほどの宝物の数で、一つ一つガチで丁寧に見ていったら1日潰れるんじゃないでしょうか。かといって別に私が流し見していたということでもないのですが、普通に疲れました。


一番印象に残っているのは、親鸞聖人自らが但し書きやメモを書き記した阿弥陀経でしょうか。紙が貴重だったということもあるのでしょうが、本文以外の余白もほとんど無いくらい、びっしりとメモが書き記してありました。


これだけの想いを持ってお経を読んでいたんだなぁと思うと、自分自身が情けなくなってきます。そして同時に、この方の教えを連綿と引き継がせていただいていることに誇りを持てた気がしました。800年ほど前の資料ですが、そこからは確実に熱を感じることが出来ました。


終わった後はみんなで京都駅近くまで(また徒歩で)移動し、お昼ご飯を食べてから、新幹線で東京に戻ってきました。終わってみれば、京都滞在時間はほぼジャスト24時間で、思いかけず弾丸ツアーとなりました。ただ中身は濃厚で、本当にたくさんのご縁を頂けました。


東京にいるだけでは見えてこないことが、やっぱりあるんだなぁと実感できた今回の研修旅行でした。また機会がありましたら、どこかに赴いてみたいと思います。


今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。京都は暑かったけど、東京のが暑いぞ。



南無阿弥陀仏

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