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王鐸の臨書も残りわずか

5/10のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


暑い日が続きましたが、まだまだ夏の暑さには程遠く、とても気持ちの良い気候です。斎場などでは、絽の間衣を着ている方もちらほら見受けられますが、衣替えは一応6月からなので今は我慢の時期です。が、これくらいなら私は何とかなりそうです。


今週はここから、週末にかけて下り坂になり、それが明けたらまた一段と暑くなりそうです。そろそろ真夏日を記録する日も出てきそうですので汗っかきには大変な季節が到来しますが、たくさん水を飲んで凌いでいきます。皆さんも、どうぞお気をつけ下さい。


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王鐸の臨書も残りわずか

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さて、今日は午後に書道教室に行ってきました。ゴールデンウィークがありましたので、結構久々な感覚です。月2回コースなのですが、4月は1回しか行けませんでしたので、5月は今日含めて3回伺う予定です。


まずは前半、法帖のお勉強です。引き続き王鐸の臨書をやっておりまして、来週が最終回となります。全10回だったので長く感じましたが、あと1回となると名残惜しくもあります。とは言え提出物がありますので、そんな干渉に浸っている暇はありません。


全部で3つの臨書を提出しなければいけない中で、2つは目処が立っていて、残り1つを仕上げなければいけません。一番の大物で、前回はとりあえず字形を追うことに必死でした。なんとなく感じを掴んだところで、今日は提出できるレベルのものを書き切ろうと思って臨みました。


2回目ということもあり、当然と言えば当然ですが、前回よりは良いものが出来上がりました。地のスペースも程よく残せ、窮屈じゃない仕上がりになりました。先生からも一応褒めていただき、とりあえずは取り置きの作品を書き上げることができました。


ただ個人的には、字形が怪しいところが何ヶ所かあり、やり直したい気持ちがあります。次回が最終回になりますので一発勝負になりますが(紙が大きいので、お寺にある下敷きじゃ入りきらないんです)、今度こそ字形を頭に叩き込んで仕上げ切りたいと思います。


書き終わった後先生から、『ここに入ってきた4年前じゃ、こんなに上手に書けなかったでしょう』と褒めていただけました。今でもまだまだなんですが、確かに4年前の自分では、こういった臨書を書き切ることすら想像できていなかったはずです。愚直に歩んできた成果が少しは出ているみたいで、安心しました。


たまに、自分の昔の作品を見て、今と比較したいな(成長しているという自信を得たい)という気持ちになりますが、実際に行動にはほとんど移していません。というのも、昔とは言え自分の作品であることには変わりなく、見ることによって下手さが体に入り込んでくる感覚に陥るからです。何とも不思議な感覚で、その気持ち悪さを味わってからは、もう昔の作品は見たくなくなりました。


数年後、今の作品を見て同じような感覚になれるよう、またこれからも地道に頑張っていこうと思います。


今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。それにしても王鐸ってやべぇな。



南無阿弥陀仏

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