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有名人の自死に思うこと

7/13のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


今日からお盆が始まりました。平日でしたが、ここから週末にかけて気温が上がることが予想されるため、想定よりも多くの方々がお墓参りにいらしていた印象です。個人的にはあまり意識していませんでしたが、コロナが5類に移行してから初めての年間行事ということも関係していたかもしれません。


11時からの勤行では、久しぶりにいらした方にもお会いできました。やっぱり人と人ですので、実際に顔を突き合わせての会話が何よりだなぁと思います。明日が2日目、そして土日とお盆は続いていきます。暑い中ですが、どうぞお気を付けてお越しくださいませ。


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有名人の自死に思うこと

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コロナ禍に入ってから、私の勝手な印象かもしれませんが、有名人の自死のニュースが多くなった気がします。個人的には会ったことのない人ばかりですが、メディアを通して何度も拝見しておりましたし、特に私の年齢に近かったり、私よりも若い方の場合は特に、とても落ち込みます。死の引力と言いますか、気持ちが持って行かれてしまう感覚があります。


大前提として、自死したらいかんよ、という思いはありますが、そこに至るまでの過程を鑑みると同情してしまう気持ちもあります。ネットの、顔も見えない誰かの声が世間様全ての声だと感じるようになってしまい、自分の居場所がこの世界にないんじゃないかと感じてしまう。決してそんなことはないはずですが、ノイジーマイノリティの誹謗中傷ばかりが耳や目に届き、サイレントマジョリティの意見を感じることができなくなってしまうのではないでしょうか。


日本は治安の良い国と言われます。旅行者の評判でもよく言われることで、我々日本人もその部分を誇りにしているところがあります。田舎に行けば、鍵をかけずに出かけることも普通みたいです。


ただネット上ではそんな治安の良さは感じられません。匿名性(実際そんなことないんですが)を良いことに、言いたい放題言っては、むやみやたらに他人を傷つけています。今回の件でも、自死した方を誹謗中傷した方がたくさんいて、自死してからは違う他の誰かがその誹謗中傷した方を吊し上げる。見たくも聞きたくもない悪循環で、やるせない気持ちのなったのは私だけではないはずです。


ちなみに、治安の良さは経済レベルと比例する、という研究結果があるそうです。今のところ日本の治安は良いみたいですが、ここから先はどうなるか分かりません。経済レベルが他の先進国に置いてかれることを考えると、更なる悪化もありえます。そうなった時には、更に誹謗中傷が増え、もっと自死者が増えてしまうという悲しい未来がやってきてしまうかもしれません。


法律面での抑制がまずは第一だと思っていますが、シンプルに我々一人ひとりが気を付けることも大きな意味を持つはずです。世界平和は無理、全員が幸せは不可能、そんなことは分かっていますが、理想を目指さなくてどうする、とも思っています。少しでも良い世界になっていけば良いなと思いながら、明日も少しでも法を説かせていただければと思います。


今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。会ったことないけど、やっぱり悲しいです。



南無阿弥陀仏

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