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夏休み前最後の書道教室

8/5のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


またもや息子の寝かしつけに手間取ってしまい、23時を回ってしまいました。なんで寝ないのかは良く分かりませんが、息子が寝ないで遊んでいるので(騒音を発するので)娘も寝なく、娘が寝ないことで妻が寝られず、という悪循環に陥ってしまいます。何とか寝かしつけられましたが、おかげさまで今みんなぐったりしています。


寝かしつけが終わってスマホでニュースをチェックすると、バスケ男子の決勝カードが決まっていました。準決勝でアメリカがオーストラリアを破り、フランスがスロベニアを破り、それぞれが決勝に上がってきました。オリンピック前の前哨戦とはいえ、日本はフランスに勝っていますので、そんなフランスがここまで上がってくるとは正直思いませんでした。というか、日本もやっぱり強くなっているという事でしょう。


ちなみにアメリカは、予選ラウンドではフランスに敗れています。そこから帯を締め直した感がありますので同じような展開にはならないと思いますが、フランスが強いチームであることには変わりません。どんな試合になるのか、今から楽しみです。


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夏休み前最後の書道教室 ====================


さてそんな今日でしたが、午後に熱風かき分け書道に行ってきました。来週はお盆休みみたいですので、お休み前の最後のクラスとなります。


私が今いる研究科は、毎月17日が課題(濫觴:らんしょう)の提出日となります。17日までまだ日がある中ですが、来週が休みという事で木曜のクラスは今週が提出となっていました。ただ私はまだ書き終えていなかったのと、ギックリ腰による授業の振り替えでお盆明けの、そして課題提出の締め切り日である17日にも書道教室に行く予定ですので、1時間目は書き込みの時間となりました。


師範養成科の時は、半切という約34.5 x 136cmの紙が課題では最大サイズでしたが、研究科では、尺八屏(しゃくはっぺい)という約53 x 230cmの紙を使った課題があります。このサイズ感で書いたのは、1年半ほど前の院内書作展以来で、これが毎月あるわけです。


やっぱり紙が大きくなるとそれだけまとめるのは難しくなりますし、使う筆も変わってきますので大変です。創作ですので、課題の漢詩は決まっていますが、それをどうやって書いていくか、その書体を採用していくかは自分で考えなければいけません。これがなかなか憂鬱なのですが、書き始めると楽しくなってしまうのが書道の面白いところです。


はっきり言って全然上手くいきませんし、そもそも技術も無いんですが、なんとなく『この字を見せ場にしたいな』とか『この字は空間持たせて書きたいな』とか考えながら書いています。1枚書いてみて、『ここはやっぱりこうした方が良いかな』と、新たな発見が出て来るので次はそれを意識する。そうするとまた新たな発見が出て来ますが、前に意識していたことを忘れていることに気が付いて反省する、という反復を繰り返します。


自分の頭の中のチェックリストを完璧に網羅することすら難しいので、とりあえず今日は『潤滑を分かりやすく』と『同じ字は表情を変えて』ということを意識して書きました。まだ完成していませんので、17日に向けて家でも書き込んでいこうと思います。


そして2時間目は法帖で、相変わらず篆書をやっております。

写真のものが、今取り掛かっている鄧石如の篆書です。二度書き三度書きしていますし、そもそも上手く書けていないのですが、イメージをお伝えするためにも写真を掲載しています。決して参考にはなさらないでください。


篆書を臨書(真似て書く)するわけですが、先生からは『余白を見なさい』とご指導いただきました。『白をもって、黒を置く』という言葉を仰っておりましたが、筆で線を書いていくのではなく、スペースを作るために線を引くイメージだそうです。何だか囲碁に似ているのかな?と素人ながらに思いましたが、この発想を実践するのは本当に難しいです。


『ここのスペースは線よりも細い』とか、『右よりも左の方がスペース広く』とか、そういう所に着目しながら臨書しなければいけません。何となく形を似せることは出来ますが、ここまで意識して徹底するのは簡単ではありません。


何事もそうですが、慣れていないことを意識するのは難しいです。ただ、大変ながらも意識し続けることでそれが自然に出来るようになります。スポーツだって同じですね。まだまだ無意識化に持っていくことが出来ていませんが、引き続き頑張っていきます。



南無阿弥陀仏

 

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