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永代経やります!


みなさん、こんにちは!副住職の中山龍之介です。

さて今回は、永代経について書いてみました!法善寺では毎年5月3日におこなう行事ですが、どのような行事かご存じない方もいらっしゃると思いますので、詳しく書いてみました!

永代経法要の後には、お斎(おとき/精進料理)を召し上がっていただきながら、今回のインド旅を写真付きでご紹介しようと思っていますので、是非お越しください。

【『永代経』ってどんなお経?】  「永代経(えいたいきょう)とはどのようなお経ですか?」。  このような質問を耳にすることがあります。  そもそも「経(きょう)」というのは、『仏陀によって説かれた法を説く聖典』ということです。 「経」はインドの言葉である「sutra(スートラ/修多羅/しゅたら)」を中国で訳した言葉で、もともとの語意は「縦糸」という意味です。縦糸のように、どのように時代が変遷しても、変わることのない真理(法)を意味しています。「経」の数は八万四千もあると言われますが、その中に「永代経」というお経はありません。  「永代経」は寺院で勤める法要の名前です。法善寺では、左記の内容でお勤めをいたします。   一、伽陀(かだ/『ぜんしょうみだ~~』と始まります)   二、佛説阿弥陀経(ぶっせあみだきょう/浄土真宗で最も読まれるお経です)   三、短念仏(たんねんぶつ/『なまだぶ』と称えます)   四、和讃(わさん/『南無阿弥陀仏』を称えた後に、『十方微塵~~』と続きます)   五、回向(えこう/『がんにしくどく~~』と始まります) 【じゃあ永代経ってなに?】  浄土真宗における「永代経」とは「永代読経」の略であり、「未来永代、末永く釋尊(仏陀)の説かれた真実の教えである経が読み続けられ、その経が聞き続けられ、その教えに救済され続けられる」ことを願い勤まる法要です。浄土真宗は念仏の宗派ですので、永代経をご縁として、念仏に触れることができます。  多くの場合、自分より先に亡くなられた(浄土に還られた)方々(先達・先祖)を思い、その方々が聞いて大事にしてこられた経(教え)を、今を生きる私も頂こう、そして未来永代子々孫々にその教えを伝えようという願いのもと勤まるわけです。  先達・先祖をご縁にするという形をとりますので、〝永代経は先祖への永代の追善供養〟という認識が強いですが、浄土真宗における「永代経」は、『先達・先祖を御縁として私が経(教)を頂き未来永代に伝える』ということが本義となります。  みなさんも是非ご一緒に、念仏とお経を称え、より良い永代経法要にしていきましょう。

【法善寺 永代経スケジュール】

11:00~ 節談説法(安楽寺 岩崎一道氏)

12:00~ 永代経法要

13:00~ お斎(おとき/精進料理)を食べながら、インド旅行記の発表

南無阿弥陀仏

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