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親子での出仕が羨ましすぎる

11/27のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


ワールドカップ、『ドーハの歓喜』から一転して負けてしまいました。元々はどのチームも格上、という前提だったにも関わらず、ドイツに勝ったことで『コスタリカなら余裕っしょ』みたいな雰囲気になってしまっていたため、余計に残念に感じます。


ということで、深夜4時からのスペイン対ドイツ戦の結果によって、グループリーグ突破のハードルの高さが変わってくるみたいです。スペインに勝ってもらった方が日本的には有利みたいですが、果たしてどうなることやら。日本の次戦は12月2日の午前4時からです。申し訳ないですが、きっと夢の中で応援することになると思いますが、心の底から応援しております。


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親子での出仕が羨ましすぎる

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今日も今日とて、本山の御正忌晨朝法要に出仕して参りました。昨日は久々の出仕でしたので緊張していましたが、今日は早くも慣れたものです。明日、11月28日が結願と言って最終日となり、私は朝だけになりますが、明日も出仕します。


昨日のブログで『報恩講は、浄土真宗におけるお祭りみたいだ』といったことを書いたと思いますが、もう少し踏み込めば、同窓会みたいと言った方が正しいのかもしれません。特に本山での報恩講には、地方から様々な方がお越しになります。私はそんなに知り合いが多い方じゃありませんが、『おー、久しぶり。元気?』みたいな会話がお坊さんの控室では連発されています。


そして、これも『お坊さんの世界は独特だな』と思うところですが、お坊さんの中には親子・兄弟・親戚といった血縁関係のある方々がごそっと揃っていたりします。かく言う私も『秀成の息子』や『静麿の孫』として認識されておりますが、親戚揃って本山に出仕、みたいな光景が当たり前に繰り広げられています。


正直言うと、親子で出仕している方を見ると羨ましいなと思います。 私は、父が亡くなる1年前の本山での報恩講に出仕しましたが、父は出仕していませんでした。私から『来年は一緒に出ようよ』と伝えると、曖昧な返事をしておりましたが、周りに聞くと出仕しようとしてくれていたみたいです。ただそれは叶わず父は亡くなってしまいました。


親子で出仕されている方がいると、私と世代的には近しい息子さんの方に『親子で出仕できるなんて羨ましいですね』と会話の中で伝えたりします。ただ、恐らくそれが特別なことじゃないので、どこかピンと来ていない顔をされることがほとんどです。むしろ、唯のポーズだとは思いますが、少し鬱陶しそうにしていることだってあるくらいです。


しかし、お父さん側はそんなこと無いはずです。子供を育て上げた喜び、お寺を継いでくれる喜び、一緒に出仕できる喜び、そんな様々な喜びの気持ちが入り混じっているんじゃないかと推察します。そして、お父さん達皆さんの年齢は随分上ですが(それこそ私の親父世代)、私は感情的にはそちらの方が近いのかもしれません。息子と一緒に本山で出仕、なんて想像しただけでも感涙ものです。


私と父では叶えられなかった景色を、私と息子で叶えられたら、それ以上のことはありません。


今日もブログをお読みいただきありがとうございます。そんな未来を見るためにも、健康第一を心掛けます。



南無阿弥陀仏

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