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袴田さんの冤罪事件に触れて

  • 執筆者の写真: Nakayama Ryunosuke
    Nakayama Ryunosuke
  • 2024年9月26日
  • 読了時間: 3分

9/26のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


お彼岸が明け、早速ですが何もない平日にしかできないことをあれやこれやと詰め込んで、一日が終わりました。そういえば少し前に触れた、3倍に膨れた見積が出てきた火災保険ですが、詳細を詰めた結果三割アップくらいで決着できそうです。いらない特約とかを外して、すっきりさせました。


火災保険に限らずですが、保険というものはみんなでお金を出し合って何かあったときのために使う、というものです。この仕組みから考えると、これだけ自然災害が続くと、保険料が上がってしまうのも仕方なく、納得せざるを得ません。


ただ今後を考えると更に膨らんでいきそうで、ここの費用も大きめの予算としてとっておく覚悟が必要みたいです。なんでも値上がりの世の中、生まれて初めてのインフレを経験しています。


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袴田さんの冤罪事件に触れて

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さて、今日のトップニュースに、袴田巌さんに無罪判決が下る、というものがありました。実に58年を超えての無罪判決とのことで、警察や検察の罪は重いと感じます。


この事件を最初に知ったのは、15年くらい前でしょうか。ボクシングを見始めた頃、当時の携帯電話(ガラケー)で見ることのできた、ボクシングモバイルという有料のニュースサイトに会員登録していました。世界戦がどうとか、東洋太平洋タイトルがどうとか、というニュースが並ぶ中、この袴田さんの事件が紛れ込んでいました。


ボクシングニュースの中になんでこんなニュースが入ってるんだろう、と逆に興味が湧きクリックしたのが始まりです。なんでも袴田さんは元プロボクサーで、当時の『ボクサーは素行が悪い』という偏見から冤罪を着せられた可能性がある、とのことでした。


死刑が宣告されてから58年、漸くの無罪判決ですが、一人の方の人生、そして周りの方々の人生までをも狂わせたのは間違いありません。こういったニュースに触れると、どこか他人事のように感じてしまうのは仕方ないのかもしれませんが、いつ何時降りかかってくるかは誰にも分かりません。


宝くじが当たった人を見れば、『私も買ってみようかしら』と思い、こういった事件に触れたらどこか他人事に感じる。人間の愚痴が表れた部分かなと思います。ある意味、今のところ何もない人生に、有難みを感じないといけないのかもしれません。


いずれにしても、にわかには信じられないような事件です。法治国家日本!と安心安全を感じているつもりでしたが、実はそうではないということを思い知らされます。なんでも国便りにしていてはいけませんね。


今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。58年間を取り返すのは難しいかもしれませんが、ここからの人生が安穏たることを願います。



南無阿弥陀仏

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