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最近のセコセコ作業

こんばんは。

法善寺副住職の中山龍之介です。


昨日はばたばたとしており、ブログを短めに締めさせていただきました。いつもの半分くらいの文章量だったと思いますが、大体10分くらいで書き終えることが出来ました。


なんでもそうかもしれませんが、前半よりも後半の方が大変で、ブログも後半の文章を書くのには10分では終わりません。話を深めたり、別のトピックを書いたりと様々ですが、苦労して書くからか後半の方が読み応えのある文章になることが多いのも事実です。


自分で勝手に始めた毎日のブログ執筆ですので努力アピールのつもりはありませんが、一応そんな感じです。今日はしっかり書いていきます。

 

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声明学園が明日開校

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さて、明日からついに東京大谷声明学園(とうきょうおおたにしょうみょうがくえん)が始まります。


お坊さんはもちろん、寺族や一般の方向けに、お経や偈文の読み方、法事での作法なんかを習うことが出来る学校です。こういった技術を学べる場所としては意外と貴重な学校みたいで、大谷派や東本願寺派に御縁のある方々が習いにいらっしゃっています。ちなみに私も今年から1年生に入学します。


9月に始まり7月に終わるというアメリカ式(?)なスケジュールの学校ですが、コロナ禍が本格的になった今年の2月下旬に学校を休校としておりました。緊急事態宣言などもあり、昨年度はそのまま終了となってしまいましたので、この9月からの新年度は対策をした上で開校しようという運びになりました。


声明学園が掲げている対策としては、下記のとおりです。


●ソーシャルディスタンスを保つ(授業内外問わず)

●入場時の体温検査

●入場時の手指の消毒

●マスクの常時着用

●ドアを開けての常時換気


声明学園の特性上、声を出さなければいけません。上述の対策は全て大切ですが、飛沫感染を避けるためにも、マスクの常時着用が一番大事かなと思っています。息苦しいですが、もしものことがあってからでは遅いので、先生方にもその辺りは厳しく徹底してもらうつもりです。


ちなみに9月が入学時期ですが、途中からの入学も可能です。ただし、全体の1/3に出席しないと進級は出来ませんのでお気を付けください。明日、入学式当日でのお申込みも可能ですのでお気軽に。


一緒に1年生してくれる人、待っています。よろしくお願いします。


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法名の書き直し作業進めてます

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最近ちょこちょこと、前に書いた法名を書き直す作業をしています。


私がお寺に入ってから、父が葬儀なんかで外出したりしてお寺での年忌法要に出られない場合、私が法名を書くこともありました。書道を習う前か、習い始めくらいの時期だったと思いますが、その時には全力で書いていたつもりでも、今見直すとひどい出来で見てられません。


その字に当たってしまった門徒さんには申し訳ない気持ちでいっぱいで、贖罪の気持ちも込めて、次あるかもしれない法事に向けて、法名を書き直しています。ただ、今現在だって大した腕前じゃありませんので、もしかしたら数年後もまた同じ作業をしているかもしれません。その時はその時です。


昔の字が下手なのは間違いないのですが、自分の字であることも間違いありません。不思議なもので、下手でも見慣れた字です。自分から出てきた字ですので、あんまり見すぎると影響される気がして、長時間見ることは避けています。そういう意味でも『見ていられない』字です。


その時と今で、何が変わったのかなーと考えたのですが、大きく2つ思い浮かびました。


1つ目は、筆の開閉が上手くなったこと、つまり太細が表現できるようになったことです。前に書いた字を(ちらっと横目で)見ると、太さが一定で抑揚がありません。今だったら、筆じゃなくてマジックペンでもこれくらい書けるんじゃないか?と思ってしまうような字です。やっぱり筆は一本で色んな太さが出せるのが魅力なので、少しずつですがそれが出来るようになっています。


そして2つ目は、審美眼がついたこと、つまりどんな字がカッコいいか分かるようになったことです。書道を習い始めて、多くの字に出会いました。そんな中で、『この字はこの形がカッコいいな』とか『この字はこう書くとブサイクになっちゃうな』とかが少しずつ分かってきました。また、字典を開けば古典の字をたくさん見ることが出来ます。つまり、以前は『正しい字形』の知識が無かったわけで、前に書いた字を(ちらっと横目で)見ると、『おいおい、その字はそう書いたらダメだろ』みたいな書き方をしていることが多いです。筆づかいとは関係ありませんが、これも大きな書道の技術の一つなんだなーと思わされました。


そんな書き直し作業、大変ですが楽しくもありますので、せこせこ続けていきます。


頭の中で昔の字を思い出すだけでも気持ち悪い感覚になるので、今日のブログはこの辺にさせていただきます。

 

 

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