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お寺の新型コロナ対策

こんばんは。

法善寺副住職の中山龍之介です。


本日は土曜日でした。コロナの影響で法事も減り、平日にあった東本願寺学院を卒業し、息子がいるのでテレビもほとんど見なくなったため、曜日の感覚が無くなってきました。本日は土曜日でした。


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お寺の新型コロナ対策

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先日、新型コロナウィルスの影響を聞くため、お坊さん仲間のLINEグループに連絡してみました。みなさんやっぱり法事のキャンセル・延期などに影響が出ているみたいで、今できることをやるしかないよね、という意見でした。


そのグループ内のとある方からは『月刊住職』という雑誌に載っていた、僧侶がやっている新型コロナウィルス対策なる表を送っていただきました。アルコール除菌や、マスクの着用や、飲食の提供中止や、色々と書いてありとても参考になりました。ちゃっかり『ネット配信』というのも入っておりまして、考えることはみんな同じなんだな、と思いました。


先日葬儀があった時に葬儀屋からお聞きしたのですが、今は火葬場でも一日葬(通夜をしない葬儀)や直葬(通夜も葬儀も行わず火葬すること)を推奨しているそうです。確かに人が集まる機会を減らした方が良いのでしょうが、コロナが落ち着いてからもこれらの葬儀スタイルが主導権を握る気がしています。


そもそも、最近は一日葬がじわじわと増えてきておりましたが、新型コロナがそれに拍車をかけるんじゃないか、と思っています。先日のブログで書きましたが、『新型コロナをきっかけに、急に迫られた変化』の一つになりそうです。


時代を見るとこういった大局観ですし、今の時期は仕方ないと思いますが、個人的には従来通りの葬儀の方が良いのではないかと思っています。亡くなって、ご遺体を安置して、通夜をして、葬儀をして、火葬して、納骨して、新盆会を勤め、一周忌法要を勤め、、、という風に、段階を踏むことで落ち着いて故人の死を受け入れられると思うからです。


私自身も、約5年前に祖父が亡くなったとき、そのように感じました。亡くなってはいるものの、生前の姿のままだと、どうしてもそこに執着の心が湧いてきてしまいます。火葬して骨になった祖父を見たときに、少し心が落ち着いたのを覚えています。納骨や一周忌の法要をしていくと、更に少しずつ心が落ち着きました。階段やスロープみたいに、段階を踏むことでゆっくりと祖父が亡くなったことを受け入れられました。


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法善寺の新型コロナ対策

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話を戻しますと、法善寺でも色々な対策を打っています。


①アルコール除菌スプレーの設置

②法要の際でもドアを開放して換気

③僧侶のマスク着用

④参詣者の離れての着座


ですのでご安心ください、とはとても言えませんが前述の通り、やれることをやっていきます。


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動画配信宣言

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そして先に宣言しちゃいますが、中止となった永代経法要もYouTubeで配信します。できれば帰敬式も、デモンストレーションになりますが、配信します。どちらもお楽しみにしていただけると嬉しいです。


それではみなさん、明日は日曜日です。相変わらずの外出自粛になると思いますが、体と心の健康に気を付けながらお過ごしください。



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