結局アナログが勝つ、気がする
- Nakayama Ryunosuke
- 3 日前
- 読了時間: 3分
8/29-9/4の週ブログです。
こんばんは。
法善寺住職の中山龍之介です。
いよいよ建替えに向けた解体が始まりました。発起からここまで、本当に本当に長い時間がかかりましたが、始まるとバタバタと何もかもが急ピッチで進んでいきます。振り落とされないように頑張っています。

片付けをしていると、眠っていた様々な資料が出てきます。この写真もその一つで、本堂落慶を記念したポストカードです。今から60年近く前の写真家と思います。本堂自体は変わりませんが左右に付いている建物が増築前だったり、池の前が土(今は石畳)だったりします。
細かい変化に長い年月を感じますが、本堂は長く愛されています。今建てようとしている客殿や庫裏も、長い年月をかけて多くの方々に愛されることを願っています。
また、細かい告知になりますが、切替工事の関係上、来週の8日から11日(月曜から木曜)まで、お寺のFAXが使えなくなることになりました。バスツアーのお申し込みなどでご迷惑をおかけすると存じますが、ご容赦いただけますと幸いでございます。
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結局アナログが勝つ、気がする
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最近カメラを触っているからかもしれませんが、結局デジタルよりもアナログが勝つんじゃないかという想いがふつふつと湧いてきました。今回の建替えでも懐かしい写真やネガやポジが出てきて、それらがすべて魅力的に見えます。
そもそもデジタルの場合、あまり整理をすることがないかもしれません。財布にも入ってしまうようなSDカードのデータ容量が仮にパンパンになったとしても、整理はせずに新しいものを買うのが定石でしょう。古いデータはひたすらに忘れ去られ、二度と日の目を浴びないんじゃないかと思います。
データで保管するのは確かに便利ですが、実際の形にして残すってことはとても素敵なことです。スマホの画面で見る写真と、写真集で見る写真は、同じ光景でも受ける印象は全く変わってきます。
これだけブログを書いてても、お寺の会報誌『家庭通信』をやめられないのも、アナログの強さを知っているからかもしれません。今後、デジタルでの情報収集が増えていく分、アナログに接する機会により真摯に向き合うはずです。
片付けをする中で多くのアナログに触れ、アナログの重さや強さを実感する今日この頃です。人間の普遍的な何かを揺さぶるのは、最新技術じゃないんだなぁと思い知らされます。興味深いです。
ブログをお読みいただきありがとうございます。写真はやっぱり現像、プリントしないといけませんね。
南無阿弥陀仏
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