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墓前でのお勤めの意味

こんばんは。

法善寺副住職の中山龍之介です。

 

昨夜、お風呂から出て保湿クリームを顔にぬりぬりしていると、首に電流が走り、見事に首を痛めました。顔を動かすと首の右側が痛み、まっすぐ前しか見られません。

 

運動不足で体が固まっている、ステイホームでスマホやPCの画面ばかり見ている、こういったことが重なって起きたのでしょうが、こういうことがあると年を取ったなと思います。首の痛くない日々があんなに幸せだったことを、首を痛めて知りました。あー。。。

 

 

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お墓参りの代行サービス&墓前でのお勤め

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本日は、引き続きマスクの発送作業をするのに加え、御門徒さんからお願いされて墓前でのお勤めをさせていただきました。このようなご時世ですのでお寺には来られないけど、本日は親御さんの御命日とのことでお経を上げてほしいとご依頼を頂いておりました。

 

緊急事態宣言が出てから、こういったご依頼を頂くことがございます。ご依頼いただいた方には、せめてものお気持ちで、お墓のお写真と、墓前でお勤めしている写真を撮ってお送りしています。

 

御門徒さんの中には、お墓参りに行けずに困っている方もいらっしゃいます。先日いらっしゃった方は『お墓参りに行きたいけど、このご時世だから自粛していました。だけど昨夜、御先祖様が夢に出てきたので意を決してお墓参りに来た』と仰っていました。その方はご自宅から車でいらしていたので、比較的安全かもしれませんが、車をお持ちでない方やご高齢だけどお子さんとは一緒に住んでいない方なんかは、お墓参りに行きたくても行くことが出来ません。

 

実は、墓前でのお勤めをしてほしいというご依頼は、『法善寺の輪』に参加していただいている花卯さんの、お墓参り代行サービスと併せてご依頼される方がほとんどです。『命日にお花を上げてください、出来ればお経もお願いします』という感じです。

 

前々からLINEでは『お墓参の代行します』とお伝えしていたのですが、その時はほとんど反応がありませんでした。ところが『法善寺の輪』の案内を出したことによってお墓参り代行のご依頼が入るようになりました。

 

こういうとあれですが、とても面白い反応で勉強になりました。やっぱり今日時点、法善寺では『LINE』よりも『手紙』が一番刺さる媒体であることを確信できました(もちろんLINEも大事だし、LINEでしか届かない層もあります)。

 

 

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墓前でのお勤めの意味

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しかしそもそも、浄土真宗においてお経を称えることは、仏様や故人に捧げたりするのではなく、仏様の教え(お経)を我々が頂くことに意味があります。

 

とは言っても、お経は日本語じゃないし意味わかんないよ、というお気持ちもあると思いますが、それを読み解いて聞かせるのが僧侶の法話であるはずです。

 

そうすると、『お墓参りに行くことが出来ないので、墓前でお勤めしてください』と言われて、僧侶以外誰もいない環境でお勤めをするのは、矛盾を感じます。なぜなら、我々は御先祖様に向かってお経を称えている訳では無いからです(少なくとも浄土真宗では。もちろん、御先祖様にお経を上げたいという方のお気持ちも大事にしなければいけませんが)。称えている私が仏法を頂くことにも大きな意味がありますが、やはりお墓参りにおいては故人との縁が深いご遺族にこそ仏法を届けるべきだと思います。

 

じゃあどうしようかと(今このブログを書きながら)考え、以下の2つのことを実行しようと思います。

 

①墓前でのお勤めをした写真などをお送りするときに、お勤めで読んだ偈文(三誓偈)の原文と現代語訳を同封する。

 

②墓前でのお勤め風景を動画に収め、字幕を付けてYouTubeにアップする。

 

これをすることで、仏法を届けることが出来、きちんとお勤めの役割を果たすことが出来るはずです。

 

早速(首が治っていれば)明日から取り掛かろうと思います。コロナ禍でも、やることが出来て幸せです。頑張るぞー!

 

 

南無阿弥陀仏

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