喪中はがきの準備

こんばんは。

法善寺副住職の中山龍之介です。

息子が一歳を過ぎ、最近は大人と同じようなものを食べ始めています。離乳食真っ盛りの頃は、毎日毎日、下手したら毎食毎食、妻が準備するのが大変そうでしたが、今は前よりは楽そうです。今日も夜にバーミヤンに行って、お子様チャーハンセットなるものを平らげておりました。小さいくせによく食べます、そしてよく出します。


引っ越し作業を少しする中で、息子が生まれたときの足形が出て来ましたが、大きさで言えば今のほうが3倍くらい大きいです。毎日見ていても『大きくなったなー』と思いますが、比べると尚更成長のスピードに驚かされます。ちなみに体重は約4倍になりました。


言葉も少しずつ理解してきた気がします。話してコミュニケーションを取れる日が楽しみです。

 

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喪中はがきの準備 ===============


さて今日は、喪中はがきの準備をしていました。私や妻の友人宛に、個人的に出すハガキは一般的な『喪中はがき』のテイを取りましたが、お寺として出す場合は少し異なります。


浄土真宗の場合、死を悪いものや穢れたものとは捉えません。誰にでも訪れるものですし、浄土真宗の教えでは、亡くなると同時に阿弥陀仏の御力によって極楽浄土へ仏として往生すると考えるからです。ですので『往生の素懐を遂げる』という表現を使います。『素懐』というのは、常日頃から抱いている願いという意味です。ちなみに『お清めの塩』なんかも、浄土真宗では使いません。


こういった事ですので浄土真宗のお寺の場合、一般的な『喪中ですので・・・』というハガキは出さずに、住職が亡くなったことに触れつつ、さらっと『新年の挨拶は控えさせていただきます』という事だけ書いたおハガキを出します。先輩のお坊さんから見本を送って頂いたので(会長あざます)、それを参考に(というかほぼパクって)制作させていただきました。


また、住職が亡くなったからといっても、新年の修正会(初詣)は普通にやります。今回はコロナの影響で見送る予定ですが、祖父が亡くなった次の年は新年会(落語やカラオケを楽しむ会)でさえ普通に開催しました。良くも悪くも、浄土真宗の場合は『喪に服す』という感覚が薄いのかもしれません。


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幸せとは

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前述にもありますが、浄土真宗の場合は死を悪いものとしては捉えず、むしろ教義の理想から言えば喜ぶべきものとなります。その昔はこの考えを飛躍させて、『死んだら阿弥陀仏に救っていただける!』と思いながら戦う人たちもいたそうです。それが、かの一向一揆です。


少し前、中東のテロ行為がよくニュースで取り上げられていた頃、聖戦と言う意味の『ジハード』という言葉が良く登場していました。今の日本人からすると、信じる何かのために命を投げ捨てる人たちを、全く違う人種のように感じてしまいますが、(諸説ありますが)先の一向一揆や戦争中の神風特攻隊など、我々日本人も、信じる何かのために命を投げ捨ててきた歴史があります。このような思想は、人種なんかではなく、あくまで時代や環境が作り上げているものなんだと思います。


ただ私自身は、やっぱりこういう考え方を肯定したくありません。宗教がどんな教えを説いているにせよ、亡くなった後に救われることが確定しているからこそ、今頂いているこの命を思いっきり生きなければいけません。自分から死を迎えに行くのは、やっぱり違うと思います。


ただこんなぬるい考えが出来るのも、今の日本がなんだかんだで平和だからかもしれません。平和だからこそ考えなくてもいいことを深く考えて心を壊してしまったり、反対に殺伐とした世であればそれはそれで生き抜くのは困難です。


この世は間違いなく便利になっていますが、みんなが幸せになれる日は訪れるのでしょうか。高い給料や高級車など、相対的なものに幸せを見つけ出そうとすると、他のものと比べることになり幸せはどんどん遠ざかってしまいます。『少欲知足』と言う言葉がありますが、自分の中で『これが幸せ』という絶対的なものを定めることが、自分が幸せと感じ、しいてはみんなが幸せと感じる世の中なんじゃないかと思います。


とりあえず私は、妻と子供と過ごす時間に幸せを感じているみたいです。こういうことに幸せを感じることが出来るのが幸せです。良かった良かった。

 

 

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