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お世話になったお寺さんの葬儀に際して

  • 執筆者の写真: Nakayama Ryunosuke
    Nakayama Ryunosuke
  • 2 日前
  • 読了時間: 3分

12/5-12/11の週ブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


月曜日にちょっと腰を痛めてしまいまして、ここ数日は体を動かすたびに面倒な思いをしています。おかげで気持ちも晴れなくて、それ以外にも色々あったのが大きな原因ですが、心と体が連動していることを思い知らされています。


そんな中ですが、今日は午後に銀座まで足を運んで、ギンザシックスで明日伺う先へのお土産を物色してきました。恥ずかしながら初めてギンザシックスに入りましたが、なるほど確かにおしゃれなものがたくさん売ってあります。お会いする方々の生活に想像を膨らませながら、納得できるものが買えたのではないでしょうか。


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その後は本屋のあるフロアに移動し、仏教関連の文庫本を買いました。最近文庫本で本を読むことにハマっていて、電子書籍とかも導入しましたが漸く読書の正解に辿り着いた気がします。カメラと同じで、持ち運びやすさと軽さは立派な機能と言えます。飽きるまで読書してやろうと思っています。


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お世話になったお寺さんの葬儀に際して

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お亡くなりになったのは先月のことですが、お世話になっていたお寺さんの通夜葬儀が今週の月曜と火曜に執り行われました。私は式務として通夜葬儀を取り仕切る役割を担ったのですが、改めてこんな若輩者に大役を授けてくださった故人に感謝しています。


私が故人の方と知り合ったのは、私がお寺に入ってからですので、そこまで長くはありません。ただ、その方は私の父をとても慕ってくださっていまして、その流れで私に依頼を頂いた、ということです。時間を経て、父にも感謝しなければいけませんね。


ただ、短い期間とは言え私自身もお世話になった方ですので、その方の葬儀を取り仕切るのは感情的に難しいものがありました。ご門徒さんの葬儀の時でもそうですが、私が泣くわけにはいかない、と堪えなければいけない瞬間もありました。


僧侶という立場上、やっぱり人の死に触れる機会は多いものです。僧侶に引退はありませんし、人の一生を見届ける立場です。死が当たり前になってしまう時もありますが、当たり前にしてはいけないなという想いもあります。


ただ、多くの人がこの世を去る姿を見ると、自分自身もいつかは去る日が来るという事実を否が応でも理解させられ、それに対する恐怖みたいなものも薄れていきます。彼岸の世界に渡った人がたくさんいることが、心の支えになるわけです。祖父も父も行った世界に、私もいつかは行くのだ、と。


子供もいるし、お寺のこともあるので、もちろんまだまだ死ぬ気はありません。ただ、もしその時が来ても、平穏な心持でいたいなと思います。遺す家族に感謝の気持ちを持ち、亡くなった人たちにもうすぐ会えるのかと思えたら良いんじゃないかと思います。


亡くなったお寺さんは、亡くなるにはまだお若かったですし、まだ多くの心残りもあったでしょう。ただ、自分のお寺で、家族に囲まれながら看取られたとお聞きし、不躾ながら、羨ましいご臨終だなと思い、このブログに記させていただきました。


これからもお浄土から見守っていただけるはずなので、頂いたご縁に恥じない僧侶を目指して精進してまいります。


ブログをお読みいただきありがとうございます。後生の一大事を心にかけて、阿弥陀仏を深くたのみまいらせて、念仏申すべきものなり。



南無阿弥陀仏

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