怒りの火が広がっていく
- 15 時間前
- 読了時間: 4分
2/13-2/19の週ブログです。
こんばんは。
法善寺住職の中山龍之介です。
先週体調が怪しくなってから、見事に下り坂を転げ落ちました。かなりキツい時もありましたが、病院に行ったり沢山寝たりしたおかげで今は元気にしています。家のことをやってくれた妻に感謝です。

そして元気になってから、夜のフォトウォークに行ってきました。久々に浅草寺あたりを歩きましたが、夜の風がそこまで冷たくなく、段々と春になってきていることを感じます。そりゃ境内の花もちょこちょこ咲いてくるわな、ということで来月にはお彼岸です。花粉と戦いながら準備を進めてまいります。
↓↓毎日更新の法善寺インスタグラムのフォローもお願いします↓↓
==============================
怒りの火が広がっていく
==============================
体調を崩すと、心と体はリンクしているんだなぁと強く感じます。やっぱり体調が悪いときは後ろ向きな発想になってしまいますし、元気でいないと前向きにはなれません。達人は心技体なのかもしれませんが、私はまだまだ体技心の順番です。
さて、局地的な盛り上がりなのかもしれませんが、SNSで『宗教法人に課税しろ!』という論調のコメントを最近良く目にします。創価学会を母体に持つ公明党が与党を離れ、ここのところ注目されている消費減税分の補填をどうするのか、という流れの中で宗教法人に目が向けられているみたいです。
私がここで、『いやいや勘弁してくれよ』と言っても、ただのポジショントークになってしまいますので遠慮しますが、これだけは言わせてください。坊さんも税金払ってる、ということを。
このブログを昔からお読みいただいている方はお分かりかと思いますが、私は浅草仏教会の税務委員担当として4年ほど四苦八苦してまいりました。今は無事(?に)後輩に引き継げたので、その責務からは解放されましたが、当時の仕事をお坊さんやお寺で働く方々の、源泉税と住民税の管理・徴収・納付でした。
我々僧侶は、『お寺』という宗教法人から給与を頂いています。当然そこには一般のサラリーマンと同じように源泉税と住民税が発生しています。坊さんは税金払ってないんだろ、と言われることがあるのですが、決してそうではありません。
SNSを見ていると、『俺たちは税金を払っているんだ、お前らだって払えよ』という強い論調で捲し立てる人もいます。それなのに、こういった事実すら知らずに叩いている人が多すぎてビックリしていますので、これだけは言わせていただきました。すみません。
宗教法人は、法人税と固定資産税が非課税なんです。ただお寺の本来の活動ではないところで生まれた収益や、他の目的で建てられた建物なんかにはちゃんと課税されています。法善寺で言えば、ペットの納骨堂には固定資産税が課税されていますし(これには納得いってませんが。宗教活動やろ)、カフェなんかをやろうもんならそこで出た収益は課税されるでしょう(建替え後のお話)。
この議論に関して、もっともっと言いたいこともありますが、前述の通り所詮はポジショントークです。私が僧侶じゃなかったら今頃Xで炎上の一役を担っていたかもしれませんので、偉そうにあれこれ言うのはやめておきます。
まあ、今後この議論がどうなっていくのかは分かりませんが、私としては流れに従うほかありません。もちろん非課税が続けば嬉しいですが、時代の変化を受け入れるのも仏教が教えてくれる心ですので、何とかなるはずです。
それにしても、怒りの心は恐ろしいですね。仏教では瞋恚(しんに)と言って、煩悩の一つに数えられますが、まさに炎のように留まることなく広がっていきます。自分が得をしたいから動くのならまだ行動原理が分かりそうなものですが、怒りは(少なくとも私には)そうではないので見境がなく、周りから見ていると強い怖さを感じます。
そんな私の心にも瞋恚の心が巣くっています。今回の件でも、少なくない怒りの火を私の心にも移されてしまいました。偉そうにあれやこれやと言いましたが、所詮私もそんな人間なんです。燃え広がらないように、ちゃんと管理できるよう日々の生活を心得ていかないといけませんね。出来ればそんな心は断じたいところですが。
ブログをお読みいただきありがとうございます。貪りを水に、怒りを火に例えた善導大師はすごいお方だ。
南無阿弥陀仏
-------------------------------------------------------------
























コメント