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書道の課題提出

4/23のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


今日は午前中、書道教室に行ってきました。昨日の蘭亭序の全臨を先生に見ていただきましたが、まだまだたくさん修正点が出て来ました。自分では『提出出来るレベルにまでは持ってこられた』と豪語しておりましたが、全くの驕りでございました。


ただ、ご指摘いただいた点はどれも的確で、助かります。きちんと修正して、次こそはという想いで仕上げます。がんばります。



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書道の課題提出

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ということで、午前中は書道教室に行ってきました。今日は4月号の競書提出日でしたので、その振り返りをまずはしていきます。


ちなみに今日は、上手な生徒さんばかりが偶然にも集まっていて、自分の作品を展示するのが恥ずかしかったです。競書のお手本によく出て来る、オールスターの面々でした。いつも刺激をありがとうございます。

まず半紙は『洗盞㪅酌』の4文字でした。蘇軾の著した『赤壁の賦』からの1節で、『盞(さかずき)を洗ひて更に酌(く)む』という意味になるそうです。


『盞』と『㪅』の2文字が現代語ではほとんど出てこないものなので、なかなか書き慣れませんでした。ただ、慣れない字を書くのはとても勉強になります。こうやってコツコツと、書き慣れた字を増やしていくしかありません。


感想は、個々の字を見ると色々と言いたいことも出て来ますが、全体的なバランスは上手く取れたんじゃないでしょうか。


条幅(半紙)は『人間四月芳菲盡 山寺桃花始盛開 長恨春歸無覓處 不知轉入此中來』という漢詩が課題でした。楷書と行草体は前半の2節、創作(3行書き)は4節全てを書きます。


楷書から見ると、1行目の中心線を取るのが難しかったです。最初は問題ないのですが、『月』と『芳』の左払いが2文字続くところで少しずつ左に引っ張られてしまいました。一番良いものを選んでいただきましたが、それでもその2文字は少し左に外れているように見えます。


あとは、以前のブログでも書きましたが、似ている部首や同じ部首が何度も出て来ます。『間』『開』のもんがまえ、『四』『盡 』『盛』の皿(『四』は似ているだけですが)、『芳』『菲』『花』のくさかんむり。一つ一つ微妙に形を変えるように心がけました。


行草体の方は、こうやって見てみると少し面白い出来上がりになった気がします。もちろんまだまだ下手糞なんですが、最後の『開』の縦画で擦れを出せたのが良かったです。締まった感じがします。


創作(3行書き)は、特に言う事ありませんが、『開』と『中』の伸ばした縦画の角度が被らないように注意しました。


かな交じりは、初めて淡墨(磨った墨)で書いてみました。滲みが良い感じに出て、何だか上手に見えてくるのが不思議なところです。『山』『遠』『山』で滲みを出して、きちんと潤渇を表現できたのが良かったのではないでしょうか。段々と平仮名が伸びやかに書けるようになってきた気がします。間違いなく法帖の創作のおかげで、こういう所に繋がっているのが実感できてうれしいです。



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かな交じり創作提出

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無事に課題提出が済み、2時間目は法帖の授業です。今週は、色紙に俳句を創作で書いて、提出する回でございました。色紙に書くのは初めての経験です。3枚用意して、本番に挑みました。

課題に選んだ俳句は、かの有名な『柿食へば 鐘が鳴るなり 法隆寺』です。この創作をする上で先生から伺った留意する点は、何となく全体を丸く、真ん中の行が上も下も飛び出している、右より左・上より下にスペースを作る、といったところでしょうか。


その他にも個人的に、『柿』はヘンを大きく、『鐘』はツクリを大きくして違いを見せることに留意してみました。


もちろん先生方のご指導あってですが、納得できる作品に仕上がりました。嬉しかったので写真撮って妻にLINEしたら、『上手だね』というコメントを頂きました。ありがとうございます。


ちなみに用意してた色紙3枚は全て使い、提出した作品は3枚目に書いたものです。1枚目は左に寄りすぎてしまい、2枚目は行間が狭すぎました。3回目にしてようやく良いバランスで書くことが出来ました。


改めて、かな交じりの創作は面白いなぁと思います。授業としては終わってしまいましたが、個人的に細々とやっていこうかなと思っています。


ちなみに来週からは曹全碑という法帖で、字体は隷書になるそうです。全くの未経験分野ですので不安と楽しみだ混在しています。そしてこれが、師範養成科での最後の法帖となります。6月の卒業に向けて待ったなしです。蘭亭序全臨の課題も併せて、頑張っていきます。



南無阿弥陀仏

 

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