短歌の臨書を提出

こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


本来ならば走る日ですが、雨予報という事でお休みです。悪天候や声明学園などでなかなかタイミングが合わず、ランニングする機会が減っています。ただ月に100km走るという目標に変わりはありません。ペース的にはまだまだ問題ありませんので、明日以降で頑張っていきます。


段々と暖かい日も増えてきました。脱水症状とかにはならないように、そしてもうそんなに若くないんだと自分に言い聞かせながら走ろうと思います。

#本分はお坊さんです



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短歌の臨書を提出 ===============


さて、今日は金曜日でしたが午後に書道教室に行ってきました。木曜午前の所属ですが、昨日はバタバタしておりましたので振り替えです。こういう風に柔軟に振り替えられるシステムには本当に助かっています。


そんな今日は、法帖の提出でした。課題は、かな交じりの短歌を半切に臨書することです。臨書ですので、創作ではなくお手本を写すことになります。そのお手本は、私が通っている日本教育書道芸術院の創設者である大溪洗耳先生が書かれたものです。


言葉を選ばずに言ってしまうと、あの字を一目見ても『上手いな~』とは思いません。『なんだこりゃ?』が第一印象なはずです。活字の様な整った形ではありませんし、素人目には読めない字ばかりです。


ただこれが不思議なもので、創作を続けてきたり、あの字を臨書したりすると、作品の奥深さに触れることが出来ます。『ここでなんでこんな線書けるの?』とか『うわ、ここはこういう流れを作ってるのか』とか『同じ文字が2回以上出てきてるけど、こうやって変化つけてるのか』とか、驚きの連続です。私の頭の中にある文字の形と言う範疇を超えてきます。


そんな大溪洗耳先生の臨書ですが、今日は2つの短歌を書きました。


まず写真の左側の作品は、良寛の短歌で『ひさかたの 雲居をわたる 雁がねも 羽しろたへに 雪や降るらむ』と詠まれています。句の途中で改行されていて違和感を持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、お手本のとおり臨書しましたのであしからず。


個人的に良かったと思う所は、1行目の『居』の中にある『古』から『をわたる』までの流れがしっかり作れたこと、そして2行目の『降』を上手く横に膨らませられたことでしょうか。


ただ、まだまだ自分の頭の中にある文字の形という固定概念からは脱せれていません。『た』が3回出て来ますが、あまり変化が作れていないのが良い証拠でしょうか。


次に写真の右側の作品は、石川啄木の短歌で『田も畑も 賣(売)りて酒のみ ほろびゆく ふるさと人に 心寄する日』と詠まれています。1行目の文字数が多いためなかなかうまく収まりませんでしたが、5枚くらい書いて何とか形になりました。


個人的に良かったと思う所は、全体のバランスが上手く抑えられたのと、2行目の『寄』をダイナミックに書けたことでしょうか。左の作品といい、この作品の1行目といい、なかなか上手く収めきれないほどの文字数を扱ってきた中で、この2行目は急にスペースを与えられましたので、逆にバランスを取ることが難しかったです。何回も小さくなりすぎてしまって、全体のバランスが崩れてしまっていました。


また、『ふるさと人』の流れも上手く作れました、と言いたいところですが、あざとさが先に目に入ってきますので選外です。


提出は1作品のみですので、石川啄木の方(写真右)を提出することにしました。先生たちにもたくさんのアドバイスを頂きましたので、本当にありがとうございます。引き続きよろしくお願いします。


2週間後には、競書の提出も迫っています。ちなみに先月の結果だけはもう見ることが出来て、無事に『半紙 行草体』と『細楷』も、『地』から『天』に昇級していました。これで全ての課題で『天』になることが出来ました。素直に嬉しいです。


次の目標は、1つでもいいから更に上の『褒嘉(ほうか)』に昇級することです。卒業も近いので残された時間は短いですが、チャンスはありますので狙っていきます。頑張ります。



南無阿弥陀仏

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