久しぶりの書道

こんばんは。

法善寺副住職の中山龍之介です。


本日からブログも通常回に戻していきます。しばらく休んでいて鈍っていますので頑張らなくてはいけません。今日も書く前には『え、今日も書くの』という考えが脳裏をよぎりましたが、以前は歯を磨くのと同じように毎日やっていたことです。楽な方に順応してしまった自分自身を早く変えなければいけません。


ちなみに今日は木曜日ですので、声明学園もあります(さすがに先週はお休みにさせて頂きました)。その授業前の時間を利用してブログを書いています。果たして授業が終わる前に書き終えることが出来るのか。

 

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久しぶりの書道

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さて、今日は木曜日という事で書道教室の日でした。ちょうど2週間前に父が亡くなったため、そこからはバタバタしていて筆を握る機会はほとんどありませんでした。先週の授業にも行くことが出来ず、10月の競書提出の機会を逃してしまいました。『条幅漢字』と『条幅楷書』に昇級のチャンスがあったのですが、致し方ありません。また頑張ります。


そんな今日の授業では、法帖(今は書譜やってます)はお休みで、2時間ぶっ通しで書初めの作品制作でした。『書初め』とは言っても提出は11月中旬ですので(優秀作品の展示は年明け)、どんどん作品を書いていかなければいけません。ここ2週間すっかり休んでしまいましたので、周りに比べると大分遅れてしまっています。


提出作品は3つで、『条幅漢字(半切に漢字四文字書き)』と『条幅まじり(半切にかな交じりの短歌書き)』と『半紙(五文字書き)』です。その中で今日は『条幅漢字』に全ての時間を注ぎました。

『条幅漢字』の課題は『玉雪開花』の四文字です。今日書いて、取り置きになった作品が写真のものです。『玉』は普通に読めると思いますが、他の三文字はなかなか個性的な形をしています。


まず『雪』ですが、昔の人は『雨』と『ヨ』の間に『丰丰』を入れることがあったそうです。まずは普通に『雪』の字を使って書いてみたのですが、何か少し遊びたくなったので旧字に手を伸ばし、なんだかんだでこっちを採用してみました。知らない字に挑戦するのは大事なので、良かったと思います。ちなみに、『ヨ』が右にずれているのはもちろん故意で、空間を作るのと次の『開』への流れを作る意味があります。


そしてそんな『開』ですが、門構えは草書っぽい形を採用しました。門構えは『門』から始まり、行書から草書に行くにつれて段々『つ』みたいになってきます。私が採用したのは、その途中経過と言った形でしょうか。門構えの中ですが『井』と、上が突き抜けた形になっています。いわゆる現代で使われている文字とは違いますが、上が突き抜けた形も古典的には普通みたいです。最後の縦画をカッコよく伸ばす方法も試したのですが、前の『雪』を見所にしたかったので、敢えて抑え目な『開』にしてみました。


最後の『花』は文字を知らなければ読めない漢字だと思います。もしかしたら、知っていても(下手すぎて)読めないかもしれません。前の三文字を重く太く書いたので軽く書きたかったのと、最後の文字という事で墨が無くなってきたのを表現したかったです。少し左下の部分を伸ばしすぎた感はありますが、やりたかったことは出来た気がします。


作品の左側には名前を書きます。『令和辛丑新春龍賢書』と書いてあります。『令和』はそのまま元号です。次の『辛丑』は十干十二支を使って表される年です。今年は『庚子』ですので、1つずつ進んで『辛丑』となります。ちなみに10と12の最小公倍数が60ですので、ここから『還暦(暦が還ってくる)』という言葉が生まれています(ドヤ顔)。その次の『新春』は、書初めですので元日を表す『新春』です。『龍賢』は雅号、『書』は書いたよーという意味です(最後適当)。


ちなみに『書』の下に雅印を押す予定ですので、そのためのスペースも確保しています。ただ『開』の門構えがかなり左に来ていて『龍』をどう入れようか悩みましたが、シンプルに『細身で書く』という作戦で何とか乗り切りました。書き終わった後にある先生から『この龍をここに良く入れましたね~』と5回くらい言われましたので、あまり実感はありませんでしたが、隠れファインプレーだったみたいです。


まだまだ修正点や試したいことはあったりしますが、取り合えず取り置きできたことで気持ちは安定します。あとは『かな交じり』と『半紙』です。一つずつ終わらしてやります。


葬儀は終わりましたが、まだまだバタバタしています。そんな中の書道は、日常を取り戻させてくれるので有難いです。こうやって少しずつ日常が戻ってくることを願っています。

 

 

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