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男らしさと女らしさ

2/13のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


三連休も最終日、今日も東京は雪が降るんじゃないかと言われていますが、今のところ雨のままです。ここから朝にかけて雪になるのかもしれませんが、何となく雪にはならないんじゃないかと思いながら窓の外を見ています。


気が付けば2月もガッツリ中旬です。2月は日数が少ない分、特に早く過ぎていきそうです。無駄な日を作らないためにも、1日1日気を張っていきたいなーという気持ちを、このブログを書くというルーティンが助けてくれます。今日も頑張って書いていきます。


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男らしさと女らしさ

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セクシャルマイノリティを表すLGBTQ(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、クイアまたはクエスチョニング)という言葉が普及してきた昨今、時代とは逆行しているのかもしれませんが、『男らしさ』や『女らしさ』とは一体なんなんだろうと考えることが多くなりました。私には息子と娘が1人ずついるので、それも影響しているのでしょうか。恐らく、周りの人よりもそういう考えが強い方だと思います。


息子はミニカーで遊ぶのが大好きですので、家中、車やら電車やらのおもちゃで溢れています。そうなると自然と下の娘もそのおもちゃを手にするようになりますが、『女の子にはミニカーじゃなくてこっちかな』と勝手なこちらの判断で、女の子らしい(とこちらが勝手に判断した)別のおもちゃを握らせるようにしたりしてしまいます。


あくまで我々夫婦の物差しですが、息子には男らしく育ってほしいし、娘には女らしく育ってほしいと思っています。私は母から、『男は女を叩いたらダメ』と教わりながら育てられました。小さい頃からそうでしたので、それこそ子供の時なんて姉をぶん殴りたい時は何度もありましたが、多分殴らずに今まで来ています。そのおかげかは分かりませんが、今でもまあまあ仲の良い姉弟だと思います。


話が少しそれましたが、そんな中での昨今のLGBTQのムーブメントです。性に対して理解を深め、誰も差別されない世界を目指すのは素晴らしいことだと思いますし、私自身も強く賛同しますが、男女の機能としての差というのはどうしたって存在するものですので、それら全てを無いことにするのは難しいとも思っています。女性の社会進出は認められるべき権利ですが、子供を産めるのは女性だけですので、そこの両立って本当に難しい問題です。少子化になってしまうのは、今後も続く仕方のない流れなのかもしれません。


個人的には、セクシャルマイノリティの方々は尊重しつつ、男らしさや女らしさというのは失われない世界でいてほしいなと思います。


来週(2/23)に迫った『宗教を知ろう』では、女性宗教者によって性差が説かれます。このテーマを決めたのは2年ほど前ですが、今になって、娘が生まれたことで、私自身もこのテーマがとても気になるようになりました。仏教はもちろんですが、キリスト教やイスラム教ではどうやってここの差が説かれているのか、特等席で勉強させていただきます。興味のある方は、会場観覧は締め切ってしまいましたが、動画配信でもよろしければ、是非お申し込みください。


世界三大宗教間対話

第二回『宗教を知ろう』


今日もブログをお読みいただきありがとうございます。動物としての人間、人としての動物、どちらから見るかで性の捉え方は全然変わってきますね。どちらの視点も大切なんですが。



南無阿弥陀仏

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