top of page

上手くやろうと思う心と邪魔する心

4/30のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


ついに4月も最終日、今日で1年の1/3が過ぎたことになります。相変わらずの時の流れの速さですが、こればっかりは受け入れていくしかありません。タイムマシンもありませんし。


ということで明日から5月です。早々にゴールデンウィークがあり、3日には法善寺では永代経法要があります。重ね重ねになりますが、11時から法話(テーマ:道を歩む)、12時から勤行、終わりましたらお参りの方々にはお弁当をお渡しいたします。永代に亘ってお経、つまりは仏様の教えが弘められるように、是非ともお参りくださいませ。


=============================

上手くやろうと思う心と邪魔する心

=============================


また最近になって、コミュニケーションの大切さを痛感しています。お寺は家族経営だからとおざなりになりがちで、特に私なんかはそこに甘えてしまうのですが、家族だからといって何も言わずに阿吽の呼吸、みたいなことにはなりません。


そして、コミュニケーションを取る上で一番大切なのは、双方が上手く付き合おうと思うことなんじゃないかなーと感じています。片方が強く『この人とは上手くやっていきたいな』と思っても、もう片方がそんな気が無ければ関係は良くありませんし、続きません。まだ結婚8年目でこんなこというのは偉そうかもしれませんが、結婚生活でもお互いに『上手くやろう』と思うことがとても大切だと感じています。


ただそうは言っても、それがなかなか難しい事です。上手くやりたいなと思ってはいても、別のことで少し機嫌が悪かったり、寝不足で体調が悪かったり、他にも様々な原因で普段通りじゃない時とかは、行動にその『上手くやろう』という気持ちが表れてこなかったりします。結果コミュニケーションも上手くいかず、関係も上手くいきません。


感情に振り回されずに、いつも同じような心持ちでいたいなと思うのですが、少し仏教的に言えば、自分の中にある煩悩がそれを許してはくれません。貪りの心(貪欲)、怒りの心(瞋恚)、愚かな心(愚痴)が心の中をかき乱しては、来る日も来る日も理想の自分を破壊しにかかります。歳を取ればマシになっていくのかと思いきや、35歳でもこんな調子じゃあ、この先もあまり期待できません。


そんなこんなで、自らの愚かさにまた気が付きながら、それでももがきながら毎日を過ごしております。浄土真宗では、阿弥陀仏という絶対他力によっての御救いが決められてはいますが、だからと言って堕落した生活を送らずに、日々自分自身を見つめ直しながら歩んでいきたいものです。


今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。明日から5月。頑張ろう。



南無阿弥陀仏

-------------------------------------------------------------


特集記事
最新記事
アーカイブ
タグから検索
まだタグはありません。
bottom of page