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9月の課題提出

9/17のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


お彼岸前の三連休が始まりました。今日は午前中に年忌法要が入っており、午後に書道教室へ課題提出に行ってきました。明日は午前中に年忌法要、午後に声明の会というスケジュールです。空き時間を見つけながら、御朱印の準備も進めていきます。


それにしても、今年のお彼岸は日程には恵まれていますが、天候には恵まれなさそうです。入りの日に台風直撃となるか、みたいな予報ですが、どうにか無事にお彼岸を迎えられたら良いなと思います。体調も上向いてきましたし。


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9月の課題提出

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ということで、今日は午後に書道の課題提出に行ってきました。毎月恒例の課題提出でして、今週はバタバタとしておりましたので土曜日となりました。土曜日に書道教室に伺うのは久々で、人の多さにびっくりしました。今日は提出だけでしたので、端っこの方をお借りして、雅印押したり、提出用の名札貼ったりしておりました。


ちなみに各課題の級ですが、なんとなんと全部1番下の級から脱出することができました。偏に先生方のご指導のおかげ、そしてこのブログを見ていただく人のおかげです。誰に頼まれたわけでもなく勝手に公開しているわけですが、無言の叱咤激励を頂いている気持ちです。ありがとうございます。


そんな記念すべき昇級の翌月でしたが、やってしまいました。作品を振り返る前にまず、半切のかな交じり(一番左)に誤字があることをご報告させていただきます。私が書いたのでは、2行目の上から『すがくして』となっておりますが、正しくは『すがしくて』です。今日先生に注意されたのですが、時すでに遅し。『すがくして』だと思い込んで書いていたので、全部間違っていました。はあ、自己嫌悪です。


まあそれはそれとして切り替えるしかありません。


まず一番右の創作ですが、2行目上の『峯水』のところを一連で見せたかったので、そこはある程度うまく行ったかなと思います。逆に言うとそれ以外はよく分かりません。東京書作展で創作をたくさん書いたつもりでしたが、あれが先生のお手本を見ながらやっていたので何となく形になっていましたが、自分でレイアウトから決めるのがこんなに大変なのかと改めて実感しました。まだまだ道のりは長いですね。


また、先生からは、『2行目下の『聞道神』が右に寄って左にスペースを作れたんだから(偶然ですが、とは言えませんでした)、落款を2行にして厚くしても良かったかもね』と言われました。まだまだ自分の中では、落款はおまけ、と言う感覚がありますが、落款まで含めて、もっと言えば雅印まで含めて作品ですので、そこまで計算しないとダメですね。


そして絶好調の楷書ですが(毎月高評価)、今月は金龍山、つまりは浅草寺のことについて書かれている漢詩でした。大体中国の漢詩が取り上げられることが多いので、日本の漢詩は珍しいなと思いながら書かせていただきました。『金』『江』『月』が2回ずつ、そして『龍』に至っては雅号含めれば3回登場してきましたので、それぞれで違いを出すのに神経使いました。でもそれぞれ、違いを出せて書けた気がします。引き出しが増えてきた証拠でしょうか。特に1行目2文字目の『龍』はお気に入りです。


左から2枚目の臨書ですが、今月は草書体が多くてかなり難しかった印象です。字としてではなく、形として追ってしまって、自分でも何を書いているのか混乱してしまいました。ただこうやって改めて見ると、全体的に大きくなりすぎた印象です。出来ればやっぱり2行目の下に落款を入れられるくらいには収めたいところです。


そして問題のかな交じりですが、誤字除けば作品としては面白いものが書けた気がして、実は自信作だったのです。誤字は脱字よりも評価が低くなりますので、間違いなく昇級は無いのですが、『あかねさす』のぼってり感と流れと大から小になっていく感じ、そしてその横に来る『すがくして(これが誤字なんやけどね)』のスカスカ感と流れの対比は上手くできたかなーとか思っていました。高評価を得られるかどうか分かりませんが、せめて真っ当に評価させてあげたかったので、本当に残念です。


半紙のかな交じり(左下)は、今月は同じひらがなが何回も出てくる系で大変でした。漢字よりも画数が少ない分、変化をつけるのが大変で、まだまだそこらへんは勉強不足です。そして、わかっていても、小筆だとなかなか思ったような表現ができません。大は小を兼ねる、と素直に言ってくれないのが書道の世界なんでしょうか。


そして最後に、地味に停滞し続けている細楷ですが、来月からちゃんと力入れてやっていこうと思います。今まで投げやりでした。すみません、頑張りますって。


そんなこんなで、今月も何とか無事に課題提出できました。1番下の級から全部脱せたのは本当に嬉しかったです。かと言って、当然ですがまだまだ道のりは残っています。この昇級は所詮ただの一歩だと自戒しながら、引き続き精進してまいります。


今日もブログをお読みいただきありがとうございます。ちゃんと課題は確認しましょう。



南無阿弥陀仏

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