top of page

東本願寺学院の卒業式

こんばんは。

法善寺副住職の中山龍之介です。


ただいま、東本願寺学院の卒業式→謝恩会→卒業生・在校生による二次会の帰りで、お酒が回った状態で書いております。本日ばかりは、誤字脱字ご勘弁をお願いいたします。


そして、まず始めに、昨日の書道の懇親会に続き、2日連続で外をほっつき歩かせてくれた妻に感謝です。小さい息子もいるので、本当に有り難いです。


では、


===========================

東本願寺学院での2年間を終えて

===========================


ということで、本日は東本願寺学院の卒業式でした。2年間のカリキュラムが終わり、無事に卒業の日を迎えられました。


長かったような短かったような、そんな2年間でございました。先生方はもちろんですが、同級生にも恵まれ、大変有意義な2年間を過ごす事ができました。仏教のこと、浄土真宗のこと、様々なことを学べました。だからこそ、これからもこの学びの手は止めずに行きたいと考えています。また、まだブログには書けませんが、具体的に自分の中でシステム化して勉強することも企てていますので、正式に決まりましたらまたこのブログでご報告させていただきます。


本日の卒業式では、卒業生を代表して答辞を述べさせて頂きました。答辞の内容は後日公表させて頂きますので、お楽しみに。そして何とか首席ということで、法主賞をいただきましたが、それに加えて精勤賞も頂くことができまして、多くの賞を頂きました。副賞で念珠や声明本を頂くことができたので、ラッキーです。あざます。


2年間勉強してみて、仏教の奥深さを感じることができました。聖典と言えば、キリスト教なら旧約・新約聖書、イスラム教ならコーラン、大変少数なものを指しますが、仏教の場合はお経は8万4千あると言われています。お釈迦様のお言葉をお弟子さんたちが残されたものがお経ですので、それだけの数になってしまうそうです。そして、そんな中から我々浄土真宗が頂いているお経は3つだけです。


しかしながら、仏教の勉強をするにはその3つのお経以外のお経も勉強しなければいけません。それこそ途方もない数ですので極めることは不可能かもしれませんが、それでも一つ一つ学びながら、自身を研鑽していくことが重要かと思います。


========

y=axとは

========


最初の会社の社長がよく言っていた言葉で、『y=ax』というものがあります。ぱっと見、ただの一次関数の式に見えますが、この場合aはスキル、xは人間性、yは仕事での結果を指しています。要は、スキルがあっても人間性が低かったり、逆に悪い考えを持っていたら、結果も悪いものになってしまう、ということです。


お坊さんもその例には漏れず、声明のスキルや、仏教の知識をいくら学んだ所で、人間性が優れていなければ良い結果は望めません。お坊さんは特にスキルにばかり目を奪われがちですが、人間性もとても大事だと思います(理想は、声明なんかはできなくても門徒さんから愛されているお坊さんです)。


人間性を伸ばすのは、スキル以上に大変だと思います。〇〇覚えた、みたいなスキルは分かりやすいですが、人の気持ちに寄り添うことができるようになった、とかいうのはとても分かりにくい表現です。だからおざなりになりがちですが、とても大事です。むしろこっちの方が大事です。


スキルだけでなく人間性も研鑽する姿勢を持って、これからも歩んでいければと思います。これからもお坊さん頑張っていきますので、みなさんよろしくお願いします。



南無阿弥陀仏

特集記事
最新記事
アーカイブ
タグから検索
まだタグはありません。
bottom of page