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下手な創作にもがき中

1/20のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


相変わらず寒い日が続いております。こんな時は風邪でも引きそうなものですが、夜な夜な加湿器を回しているおかげか家族全員調子が良く、健やかに毎日を過ごせています。『いつまでもあると思うな親と金』とは良く言われますが、健康も間違いなくその一つです。親も金も健康も、自分の実体験で思い知らされています。


今の健康体に慢心することなく、引き続き健やかな毎日を過ごせるように尽力いたします。皆様もお気を付けてお過ごしください。


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下手な創作にもがき中

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さて、そんな寒い日でしたが、今日は木曜日でしたので書道教室に行ってきました。12月は何かとバタバタとしていてスケジュール通りに通うことが出来ていませんでしたが、1月は落ち着いているので今回で3回目の授業となります。次回の課題提出日(2/17)まで、あと4回も通うことが出来ます。来月の課題にはたっぷりと時間をかけられそうです。


ということで、今日は課題(濫觴)の制作に時間を費やしました。いつもは半切の楷書から始めているのですが、今日は時間もあるし頑張ってみるかという事で、一番大きなサイズの尺八屏(53 x 235cm)に書く、創作から始めてみました。


創作課題では、7字 x 4句の計28文字を書いていくのですが、相変わらずの難しさでございます。こればっかりは、いつになったら慣れるのか全然見えてきません。


そんな苦戦続きの創作ですが、だからこそ書いているところを先生に見て頂き、ご指導を頂こうと思ったわけです。前までは恥をかきたくない思いもありましたが、そんなプライドはとうの昔に捨ててきました。開き直ったわけではありませんが、『発展途上じゃい』という謎の自信と共に書き進めております。


さて、今月の創作は黄庭堅という方の『雨中登岳陽楼望君山』という詩の其の二でございます。『満川風雨独憑欄 綰結湘娥十二鬟 可惜不當湖水面 銀山堆裏看青山』という内容ですが、やはり激ムズです。書き慣れない字も多いですし(娥や鬟)、画数の少ない字も多い

(川や十や二)。また、ヘンとツクリという構造の字も多いので変化をつけるのが難しいんですね。


まずは、書く前に先生のお手本を見せて頂いたり、ポイントをご説明頂いたりしました。ただやっぱり自分で書いてみないことにはどうにもなりませんので、iPadで作った原稿(めちゃ便利!)を基に書き進めました。


正直言って、原稿通りには出来ないし、そもそも全然上手くないしで散々でしたが、やっぱり書かないと分からないことが多いので書いてみて良かったです。先生にもご指導いただけます。


ポイントとしては、いつも言っていますが、墨を入れるところと入れないところの差をもっとつけないといけません。今回で言うと、各句の頭文字である『満』『』『可』『銀』で墨継をしているのですが、全然黒くなりきっていません。もっとスペースを潰して書かないと黒くならない、その結果擦れているところも目立たない、ということになっています。違う先生にも言われましたが、『黒く書く』というのは簡単そうで難しいというのを実感しています。


あとは、字の大きさが大体どれも同じくらいに収まってしまっています。大きい字、小さい字、横長の字、縦長の字、もっと変化があっても良いかなと思います。まあこれはこれで難しいんですが。


ともかく、一歩踏み出しましたので、ここからまた一歩一歩煮詰めていこうと思います。出来れば、今月は時間もあるので、一度煮詰めたら違う章法(構成)も試してみたいなと思います。下手糞のくせに生意気なのは重々承知しておりますが、自分の実力以上のことをやらないと伸びませんのでもがいてみます。


ではでは、みなさん引き続きお体お大事にお過ごしくださいませ。



南無阿弥陀仏

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