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コンフォートゾーンを抜け出す

こんばんは。

法善寺副住職の中山龍之介です。


今日は、日中は少し暖かさを感じる日でした。ただし、日が沈み夜になると寒さも感じ、やはり冬だなと思わせる一日でもありました。


さて、今日はタイトル通り、コンフォートゾーンについて書こうと思います。


ご存知の方もいるかと思いますが、コンフォートゾーンとは、自分が快適だと思う範囲のことです。comfort zone、快適な範囲と、そのままの訳ですね。これだけ書くとコンフォートゾーンはとても良いもののように捉えられますが、実際にはあまり良い意味で使われません。なぜなら『いま自分ができることだけをやる世界』という意味で使われるからです。


お坊さんをしていると、最低限の仕事だけをするのであれば、はっきり言って毎日ほぼ同じ繰り返しです。朝にお勤めをして、日中はお寺にいてお墓参りの方と話をしたりして、法事があればお経を読んで、、、と、まぁこんな毎日だと思います。


ただこんな毎日を繰り返しているだけでは、人としても僧侶としてもなかなか成長できません。厳しいことを言えば、ルーティーンだけをこなすのであれば機械で十分です。そういった日常から抜け出す、つまりはコンフォートゾーンから抜け出すことで新たな刺激や発見があり、成長できます。


このコンフォートゾーン、特に書道をやっている時に感じます。


始めて約9ヶ月、楷書や行書だと何となく形になってきました。ただ、草書や創作になると、なかなか上手く書けません。そして上手く書けない自分が嫌なので、どうしてもつい楷書や行書を書く時間を増やしてしまいます。


もちろん楷書や行書もまだまだなので、今はそれでも良いのかもしれませんが、自分が不快に感じているところでも、突っ込んでいかなければずっとずっと不快なまま、そこの分野を伸ばす事はできません。つまりは草書や創作は一向に上手くなりません。


ですので、あえてコンフォートゾーンを抜け出して、新しいところに突っ込んでいこうと最近は考えています。間違えたり下手っぴでも良いじゃないか、ここから成長していくんだぃ!と開き直って、コンフォートゾーンを広げられるように努力しようと思います。笑


以前、とあるお檀家さんに話をお聞きした時に、『出来ないことを出来るようにするのが楽しい』と仰っていました。その方は定年退職してから苦手なスイミングを習い、今ではスキューバを趣味とされています。素晴らしいと思いますし、心から尊敬します。 


成長に年は関係ありません。むしろ私はまだまだ若い方かもしれません。恥をたくさんかけば、その分成長できると信じて、がんばっていこうと思います。



南無阿弥陀仏

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