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オフラインの『価値』


こんばんは。

法善寺副住職の中山龍之介です。

 

昨日のブログで、プロ野球を見ながらビールを飲むと言っていたのですが、ブログを書き終わってテレビを付けると、もうほとんど試合が終わっていて、ビールを飲むチャンスを逃してしまいました。

 

無観客だから、演出が少なくなって試合時間が短いのかな?と推測したのですが、調べてみるとそんなことないみたいです。プロ野球の場合は、空き時間に演出を組み入れてる、ということなんでしょう。

 

今年は観客がいない分、ベンチの声がよく聞こえます。ベンチにマイクを置いて、あえてその音を拾っているみたいですが、『おっさんの草野球感』が出て個人的には好きです。リアルを感じます。

 

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『ペーパーハウス』にハマってます

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さて、昨日のブログで書いた通り、昨夜から今日の夕方にかけて、妻は息子と二人で実家にお泊りに行ってくれていました。おかげで私はゆっくりとした時間を過ごすことが出来ました。

 

プロ野球も早々に終わったので、何をしようかなーと考えて行き着いた先はNetflix。いつもと変わらない行動になってしまいましたが、時間や音を気にせず見られました。

 

ちなみに最近は『ペーパーハウス』という海外ドラマにハマっています。ストーリーや映像も面白いですが、スペイン語の音触りが気持ち良いです。大学の1年生の時にスペイン語の授業を取っていたので、たまーに分かる単語が出てきてなぜか嬉しくなってしまいます。

 

スペイン語は母音が日本語と同じなので(アイウエオ)、日本人にとっては発音しやすい言語のようです。意味はともかく、気持ちの良い音のセリフがあったら繰り返したりして楽しんでいます。

 

肝心のストーリーですが、銀行強盗のお話です。面白いので、詳細は是非ご覧になってお確かめください。

 

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オフラインの『価値』

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そんなこんなで、『ペーパーハウス』を見ていたら夜中の1時になってしまいました。昨日のブログでは『最近は10時に寝ているので、その時間には眠くなってしまうのでどうせ夜更かしできない』とか言っておきながら、見事な夜更かしを決め込みました。夜型人間の本能はまだまだ衰えていないみたいです。

 

昨日は雨だったとはいえ、自粛要請が解除されたくせに、好きなように時間を使えたくせに、結局やっていることは『Netflixを見る』でした。東京は娯楽がたくさんあるとか言いながらも、全世界どこでも見られるコンテンツに釘付けになってしまいました。

 

こう考えると、都心部と地方の差は、少なくとも『娯楽』という意味においては縮まっているような気がします。今回のコロナのこともあって、地方の需要は高くなりそうです。

 

また、オンラインの需要も高まっています。物理的に人と対面せずに会議をしたり飲み会をしたり法事をしたり、今回のコロナで新たにそういった流れが生まれました。

 

ただ、だからこそ、オフラインの『価値』も上がっているはずです。オンラインではどうしても補完しようのない体験を、オフラインに求めるからです。

 

先日のブログでも書きましたが、法善寺は数年内の建て替えを検討しています。今回のコロナで、場所としてのお寺に価値は無くなってしまうんじゃないかと思った時もありましたが、恐らくその逆になるかなと思っています。

 

お寺に来ないと出来ない体験があるはずで、それをこれからは提供していかなくてはいけません。そういう意味でも、『ただの建物』を作ってしまったら終わりです。魅力的で、来たら楽しくなる、そんなお寺にしないといけないな、と今回のNetflix夜更かし生活で思い直しました。

 

建て替えはなかなか体力のいるプロジェクトですが、この先何十年も価値を生み出し続けるものになるので、妥協せずに頑張って作りこもうと思います。


では、今日は10時に寝ます。いつものリズムに戻します。おやすみなさい。

 

 

南無阿弥陀仏

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