人を見て法を説け

みなさん、こんにちは。

法善寺副住職の中山龍之介です。

本日も本願寺の朝のお勤めに行ってまいりました。ただ最近、お勤めの後の法話まで聞くことができなかったので、今日は久しぶりに法話も聞いてきました。私よりも全然若いお坊さんがお話しされていたのですが、とても良いお話でしたのでみなさんにも共有させていただきます。

宗教には聖典と呼ばれるものがあります。キリスト教は聖書、イスラム教はコーラン、という具合です。仏教の場合はお経がそれに当たりますが、他の宗教とは違いお経は八万四千の数あると言われています。なぜこんなにもたくさんのお経が存在するのかというと、お釈迦様が法を説く相手によって、様々な言い回しをしたからだと言われています。お坊さんの間では『人を見て法を説け』と言われますが、人というのは個々人によって物事の捉え方や考え方が違いますので、それぞれに適した言い回しや表現で法を説くことが重要なんです。ちなみにこのような説法を『対機説法』といいます。

ここまでが、ざっくりとですが本日のお話でした。

ただこのお話、お坊さんだけでなくほとんどの人に当てはまります。英語ではコーチングと言ったりしますが、良いコーチというのはある一つのことを教えるのでも、様々な方法で教えることができるそうです。登山に例えるならば、頂上を目指すのは変わらないのですが、ルートは様々あります。険しいルートがあれば緩いルートもある。はたまた、麓から登り始める人もいれば、もう五合目にいる人もいる。それぞれの立場に立って教えることができるのが、良い指導者なんですね。

これに付随して思い出しましたが、以前見たテレビで千原ジュニアさんが『社長は例え話が上手い』と言っていました。その時これについて千原ジュニアさんは『自分より能力の劣る相手にも分かるように伝えなきゃいけないから、例え話が上手くなる』と言っていましたが、私はこれは少し違うと思います。

社長という職業柄、多くの方に分かるように伝えなきゃいけないのは間違いありません。ただ前述の通り、人はそれぞれ物事の捉え方や考え方が違います。そんな多種多様な人に分かるように指示を送り将来のビジョンを伝えなきゃいけないので、例え話が上手くなるんだと私は思います。決して能力が優れている・劣っているという話ではありません。

話は戻りますが、我々お坊さんも多くの人の前で、そしてお通夜や葬儀や法事や行事など、様々な場面でお話をすることがあります。『人を見て法を説け』、その言葉の通り人に合わせた話し方ができるように精進いたします。

勉強のために、近々落語でも聞きに行ってみたいと思います笑

南無阿弥陀仏

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