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書道の手応え

6/2のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


今日は書道終わりに散髪に行ってきました。ここ最近はできるだけ一か月に一回は行こうと思って予約を入れておりますが、二か月に一回や、一か月半に一回で行っていた時期が長かったので、一か月に一回はしょっちゅう行っている感覚になります。まあぼさぼさにならないためには、それがいいんでしょうけど。


営業マンは二週間に一回散髪に行ったりするそうで、それだけ身だしなみは大切だということです。お坊さんは背中を見られる仕事といわれますので、そういうところにも気を遣ってこそ一流のお坊さん、なのかもしれません。私もできる限り気を付けていきます。


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書道の手応え ===========


ということで今日は書道でした。昨日も書道教室に行きましたが、昨日は創作ゼミ、今日は通常授業でした。


まずは前半の一時間、黄庭堅の松風閣という古典の臨書から始めました。全紙という紙を横長において、一文字一文字はもちろんのこと、一行ごとの構成や、行間までをも臨書していきます。見ているだけでは分からないことも、実際に臨書してみると気付くことがあります。


写真は、ネットに落ちていた原文です。松風閣の大きな特徴が、左に大きくはみ出した横画です。一行目の『築』や『平』はそれが顕著に表れています。ただすべての字にそれが適用されているかといえばそうではなくて、例えば二行目の『斗』なんかは短く書かれています。前後の字を見てみると、そのすぐ上の『箕』の横画が伸びているので、そこと被らないようにしているのかな?ということが分かってきます。


また、機械的に見てみると、各行の中心は少し左に流れています。ただそれでも変に見えないのは、どこかで縦画がきちんと通っていたりするからで、五行目の『百年斧』なんかはその良い例です。こういったことを先生に教えていただきながら、一つ一つを解体して見ていくと本当に面白いです。


そして二時間目は濫觴(毎月の課題)の時間でした。昨日の創作ゼミで聞いたことを少しでも生かしたいなと思っていましたが、そんな一朝一夕でできるような甘い世界ではございません。意識できているような、わかってきたような、少しずつそんな気がしてきましたが、まだまだ詰め切れていません。ただこんな感覚すら今まではありませんでしたので、忘れないうちに試行錯誤して、手応えを掴んでおきたいところです。


夜は声明学園でした。5月から夕礼が始まり、各学年が代わる代わる当番を務めています。今週は我らが二年生でしたが、また新たに勉強となることがありました。理解したと思っていたことでも勘違いしていたり、そもそもチェックリストから漏れていたり、そういったことに気付けるのも声明学園の良いところです。我流でめちゃくちゃになる前に、やっぱりきちんと学んでおかないといけないな、と思いました。


今日もブログをお読みいただきありがとうございます。明日、書道の創作を詰めてみます。やっぱりなんだかんだ楽しいんですね。



南無阿弥陀仏

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