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蘭亭序の全臨 3回目

4/18のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


腕立て・腹筋・背筋・スクワットのサーキットトレーニング、地獄の12分の第5回目をやりました。蘭亭序の全臨をしてヒザが死んでいたので今日は止めようかとも思ったのですが、4月中に10回やるためには弱音吐いてられないくらい追い込まれています。満身創痍ですが、自分で自分を褒めてあげたいと思います。


終わった直後は相変わらずキツいですが、歩き回ったり水を飲んだり、段々と対処法も分かってきました。横たわることなく、とっととお風呂に入るのも効果的みたいです。あと12日で5回、頑張ります。



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蘭亭序の全臨 3回目 =================


さて冒頭でも少し触れましたが、今日の午後に、3回目の蘭亭序の全臨を行いました。慣れてきましたがスピードは変わらず、5時間ちょっとかかりました。

相変わらず、書いた直後(書きながらも)はヒザが死にます。体も辛いですが、毎回最後のつもりで一字入魂のつもりで書いている中で、途中で出来の悪さに愕然として心が折れそうになります。それでも最後まで書き切ったのは、本当にお疲れさまでした。


まず前回の反省を踏まえ、字間を狭めていこうと思いながら書き始めました。最後の行の半分くらいで全文を終わらせて、そこから落款というのが理想的ですので。その結果、1行目は前回より6文字も多く書けてしまいました。知らず知らずのうちに、字間を狭めただけでなく、字自体も小さくなってしまったみたいです。


このままだと最後の行の半分くらいどころか、最後の行に行かずに終わってしまうと思って調整しようとも思いましたが、1行目と全然違う大きさになるのもおかしいと思い、微妙な調整をしながら書き進めていきました。結果、最後の行に1文字だけ残りましたが、さすがにやりすぎだと思います。まあ4行目くらいで気付いていましたが、まだ全臨は終われそうにありません。


目立った誤字脱字は無いと思いますが、体が本当にきつくて、2回目の方が細かいところに気を遣いながら臨書できていた気がします。特に『之』は、文中に20回出てきて全て微妙に形が違いますが、あまり一つ一つを再現できなかったです。筆が浮いてしまったり、逆に強く当ててしまったり、シンプルに上手く書けませんでした。


また、各行の底辺も揃えることが出来ず、全体的にバラバラの印象です。3枚目に来て、早くも成長曲線の踊り場に来てしまった感じです。もう一踏ん張りか二踏ん張りしないと、更なる成長は望めそうにありません。納得した作品を書ける日が来るのか分かりませんが、引き続き精進いたします。


一つ好材料を上げるとすれば、収めようと思えばこれくらいに収められるのが分かったという事でしょうか。収めすぎるくらいで丁度いいかなと思っていましたが、そんなことは無いみたいです。次回は字間と文字の大きさを少しゆとりを持って書き進めようと思います。


ちなみに来週は、4月号の課題提出も控えています。書置きできているのは1つだけなので、あと6部門の作品を書き上げる必要があります。こっちはこっちで、地味に追い込まれています。


ただ、こうやって追い込まれないとやらない性格であることは間違いありません。苦しんでいますが、それで成長できています。父が亡くなったこともありますが、2年前の5月に書道を習い始めて、本当に良かったです。仕事にも活きてきますし、知らないことを知る快感も味わえます。筆と墨と紙だけ、シンプルだけど、だからこそ奥深くて本当に面白いです。


それでは明日からまた一週間始まります。頑張っていきましょう。



南無阿弥陀仏

 

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