縁起のパワー
こんばんは。
法善寺副住職の中山龍之介です。
今日はとても良い天気でした。仕事で車に乗ったのですが、車内が暑くてクーラーを入れるほど。間衣や袈裟がまだ冬用なので尚更でしょうか。
衣替えは６月ですので、もう少しの辛抱です。暑がりの汗っかきですが、頑張っております。
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YouTubeの目的
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終わってみれば、今週末は平常通りくらい年回忌の法要が入っておりました。お寺としてもリズムが出てきますので、大変ありがたいことです。段々と日常が戻ってきているのでしょうか。
気付けば、YouTubeにアップした『年回忌法要の模様』という動画が、再生回数250回を超えていました。一般的には大した数ではありませんが、ニッチすぎる動画で、しかも30分超の尺を考えれば検討しているのではないでしょうか。画面の見過ぎで目ん玉飛び出しそうになりながら頑張った甲斐があったのかもしれません。
法善寺のYouTubeチャンネルに上がっている動画は、基本的には法善寺のご門徒さんに向けてアップしています。『法善寺って、こういう活動してるんだ』と親しみを持っていただきたい、という狙いです。
また実は、非公開の動画もいくつかアップしています。御門徒さんだけにご覧いただけるものもありますが、主な目的としては『法要の記録』です。過去の法要の模様を記録して、私がいつでも見られるようにしています。ある意味、クラウド的にYouTubeを使っているのですが、これがめちゃ便利です。おすすめです。
こんな感じで使っていますので、収益化は出来るとも思っていませんし、しようとも思っていません（#負け惜しみ感）。ちなみにYouTubeで収益化しようとしたら、登録者数1000人と総視聴時間4000時間というハードルがあります（間違ってたらすみません）。これらをクリアして、始めて広告収入を得ることが出来ます。残念ながら私には高すぎるハードルですので、目指そうという気にもならないのが本音です（やっぱり負け惜しみでした）。
ということで、これからも開き直ってニッチな動画を上げていきます。
↓↓法善寺のYouTube↓↓
ちゃっかり宣伝。
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縁起のパワー
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緊急事態宣言が解除された後、もっと言えば新型コロナが収束した後、どのような生活が待っているんだろう、ということを最近はよく考えます。やっぱり昨年までのような日常がすぐには戻って来るとは思えず、人との距離なんかを気にしながら生活するようになる気がします。
少し前までは気にならなかったようなことが気になるようになるなど、この数か月、コロナのせいで私たちの価値観は明らかに変わりました。こういった気持ちの変化を、仏教では『空』と言ったりします。諸行無常とは諸法無我とも説かれますが、何事も周りの影響（縁起）によって形成されている、という思想です。
つまり、今までの私たちの価値観はコロナという『縁起』によって変わってしまったということです。ただ、コロナはあくまで一例で、そもそも私たちは生まれてから親や友達や先生やらに縁起を頂いて、今の人格が形成されています。絶対的な自我は存在しない、故に無我という訳です。
例えば小学生であれば、１日の1/3は寝ていて、1/3は学校に行っているので、みんな大体2/3は同じような人生を歩んでいます。しかしそれでも、明るかったり暗かったり、前向きだったり後ろ向きだったり、優しかったり厳しかったり、色んな性格の人がいるのは、残りの1/3が縁起となってその人に影響を与えているからです。
こう考えると、縁起というのはとてもパワーのある存在です。今回のコロナの様に、長時間にわたって影響を与えているものなら尚更です。私たちの価値観がもし戻るとしても、V字ではなくU字の様に緩やかに回復していくんだと思います。
まだまだ先が見えませんが、早くモクモクの焼き鳥屋で一杯やりたいな、と思いながら、今日のブログは書かせていただきました。
南無阿弥陀仏
