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令和6年のカレンダー製作開始

5/30のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


今日も池の睡蓮花がきれいに咲いていました。とてもキレイだったので、昨日のように『お、ラッキー』という気持ちも湧きおこらず、ただただ癒されました。こういう煩悩の断ち方もあるのかな、と改めて勉強になった気がします。


調べてみると、スイレンは5月から10月くらいが見所みたいです。意外と長い季節見られるんだなと驚きつつも、確かに実感とも合っています。7月にはお盆がやってきますが、お越しの際には咲いているかどうか、ご注目くださいませ。


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令和6年のカレンダー製作開始 =========================


さて、まもなく6月ということで、来年のカレンダー製作を進めていこうかなと思っています。


毎年、法善寺では『野仏カレンダー』を製作しております。一昨年に亡くなられました、版画家であり僧侶でもあった谷内正遠さんの作品を使ったカレンダーです。版画特有の柔らかな作風が、気持ちをほっこりとさせてくれます。ちなみに谷内さんは父の友人で、お互い生前はとても仲が良かったそうです。


ということで来年のカレンダー製作です。まだ年越しまで半年以上ありますが、このくらいから動いておかないと間に合いません。


まずはどの版画にするかピックアップ、次にデータと印刷サンプルを取り寄せ、それらを元にデータを作ります。データが出来たら、印刷会社にそのデータを入稿し、色校正をして、印刷・製本をしてもらい、法善寺に納品してもらい、そこから全国のお寺さんにお送りします。6月頭から動いても最初の納品は8月下旬ころになるでしょうか。9月くらいからご門徒さんに配り始めるお寺さんもいらっしゃいますので、早く動かないといけません。


工程を書き出すと道のりは長く見えますが、何事も一歩踏み出さないと始まりません。ということで今日は最初の、版画のピックアップに取り掛かりました。谷内さんのお兄様からお預かりしている資料の中から、適当なものをピックアップしていきます。最低でもここ5年以内では使われていないか、版画の画風に偏りがないか、浄土真宗の教えに沿っているか、などをチェック項目として見ていきました。


ちなみに必要点数は表紙を入れて7点ですが(表紙+2ヶ月ごとなので6枚)、良い作品ばかりですので、すぐに枠が埋まってしまいます。ひとまず候補を選んだら、そこからは逆に削る作業で、これが良いんじゃないか、全体のバランスも良いんじゃないか、と選ばせていただきました。


次はデータと印刷サンプルの取り寄せです。印刷サンプルは、一般的なプリンターではなく、プロ仕様のものですので仕上がりは原作と遜色有りません。その印刷サンプルを見るのも個人的な楽しみの一つですので、役得として拝見させていただきます。法善寺の建替えが終わったら、谷内さんの遺作を集めての個展とかやれればなぁと思っておりますので、長い目で楽しみに待っていただけると幸いです。


今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。デザイナースイッチ入れます。



南無阿弥陀仏

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