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【建替えに向けての研究】角川武蔵野ミュージアムを訪問

1/30のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


先日のブログでも書きましたが、最近はずっとiPad Airでブログの更新をしていました。持ち運び時に重くしたくないのでキーパッドは付けず(カバーは有りますが)、画面に出て来るキーパッドをとんとんと触りながら作業していました。


そんな作業にも慣れてきていましたが、今日はとある仕事のためにパソコンを持ち帰ってきたので、久々にパソコンでブログを更新しています。やっぱりめちゃくちゃやりやすいですね。画面の大きさ、キーパッドの大きさ、物理的に押せるキーパッドというのは正義だなと感じました。


お寺の建替えをしたらパソコンを持ち歩く必要はほとんど無くなりますし、というか今でもiPadがあるのでほとんど必要性がありませんが、パソコンを買い替えるタイミングで次はデスクトップ型にしようと思いました。据え置きの大きなモニターを駆使してやります。こういう『建替えしたら・・・』的な話がすぐ来年に迫っていることには毎回驚きますが、一つ一つ準備していきます。


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角川武蔵野ミュージアムを訪問 =========================


さて、そんな今日ですが、角川武蔵野ミュージアムという所に行ってきました。法善寺を建替えたら、1階にブックカフェ的な喫茶スペースを作ろうと考えていて、その参考となるものの一つとしてずっと気になっていました。ネットで画像は見まくっていて行きたいなとは思っていたのですがなかなかタイミングが合わず、ようやく今日行くことが出来ました。


規模も毛色も違いますので、参考になること・ならないことはありますが、とても良い勉強になりました。『参考になる』の中には、『これは真似したいな』というところもありますし、『これはあんまり良くないな』というところもあります。その辺りをブログで改めて振り返ってみようと思います。ちなみに設計は、隈研吾さんです。


まず本の見せ方・並べ方は是非真似したいなと思いました。もちろん規模があまりにも違いますので真似しきれないところばかりですが、実際に手に取る本と重厚感を演出する本というのを明らかに使い分けているのがすぐに分かります(上の方なんか絶対に取れない)。本をインテリアとして使っている訳ですが、これによって埋没感を味わうことが出来ました。また、棚にLEDライトが仕込まれていて、本を下から照らすことで何とも言えない存在感を演出していました。


この吹き抜けの本棚エリアに入る前は、暗めの狭い階段スペースが続いていました。細かい話ですが、狭い場所から広い場所に出てきたことで、相対的により強い開放感を味わうことが出来ました。トンネルから出たときみたいな感覚ですね。


座席の配置も参考になりました。法善寺の場合、喫茶スペースは休憩場所になります。なので本は主役じゃなくてインテリア的な意味合いが強いので、今回のミュージアムとは趣が異なったりはしますが、スペースの統一感というか、その辺りは参考になったんじゃないでしょうか。また、法善寺の場合はお茶とか飲んでゆっくりしていただきたいので、もっと大きめのテーブルは必須かなと思いました。


反対に、『これはどうなの?』と思う点もいくつかありました。特に強く思ったのが、家族連れに優しくないという点です。全然広いスペースがあるのにベビーカーで入ることを許可されていない場所があったり、ベビーカー置き場が遠かったり、そもそも特定の階にしかなかったり、小さい子供を抱える家族の動線としては宜しくないなと思いました。まあそこらへんは、法善寺の場合は複雑な作りではありませんので、あまり心配することでもないのかもしれませんが。


そして、事のついでに、同ミュージアム内でたまたま開催されていた『浮世絵劇場』にも行ってきました。

壁一面、床一面に映像が映し出されていて、圧巻でした。何台ものプロジェクターで映像が作られているのですが、一見すると画面のつなぎ目などは見つからなく、今の技術はすごいなーと感心してしまいました。


ということで、とても参考になる面白いミュージアムでした。『え、こんなところにあるの?』とびっくりするような立地ですが(周りは町工場とか、そんなところ)、機会がありましたら是非足を運んでみてください。


こういった研究は、またやっていきます。次はもっと小さな、町のブックカフェみたいなところにも伺ってみます。きっとブログにも載せますので、楽しみにしていただけると嬉しいです。



南無阿弥陀仏

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