top of page

お香と仏教

8/4のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


今日法善寺に、オレオレ詐欺の電話がかかってきたそうです。こんなこと言うと悲しいですが、割とちょこちょこかかってきます。幸いうちは、家族一緒に過ごす時間が多いので引っかかりませんが、そんな電話をかけられる時点でいい気分ではありません。


今日そんな電話を受けたのは母でした。『もしもし』の返答に『あ、おばあちゃん?』と言われ、詐欺の電話というより何より、自分の声がおばあさんと判断されたことに怒っていました。そのまま『あんただれよ?』と返答したらすぐ切られたみたいです。もちろん非通知なので後追いも出来ず、困ったものです。


母が知り合いから聞いたところによると、最近特にこの手の詐欺電話が増えてきているみたいです。皆さんもお気を付けください。


=========

お香と仏教 =========


今日お寺に行くと、本堂前に『きよめ香』というスプレーが置いてありました。お香の香りが付いたアルコールスプレーだそうで(アルコール成分75%!)、いつもお世話になっている仏具屋さんがサンプルで持ってこられた物みたいです。それを母が、本堂の入り口に置いていました。

浄土真宗ではあまりやりませんが、他宗派では『塗香(ずこう)』と言って、お清め的な意味で粉上の香を手にすりすりすることがあります。この『きよめ香』もそんなイメージなのかもしれません。私も使ってみましたがお香の香りがしますので、興味のある方は是非シュッシュとされてから本堂にお上がり下さいませ。


香は仏教においては切っても切り離せない関係です。『香華を供える』という言葉がありますが、お花(華)だけでなくて、お香も立派なお供え物で、お線香やら抹香に熱を加えて香りを立たせるわけですね。またお供え物という意味以外にも、ご遺体の匂いをごまかす、という意味も昔はあったみたいです。なんだか恐ろしく聞こえますが、昔は現代みたいにドライアイスなどありませんので、香を使って対応していたという事ですね。


実はお香にも意外と種類がたくさんあって、物によっては金より高価なお香もあったりします。そこまででは無いにしろ、お寺さんではきちんとしたものを使っていることが多いです。法善寺でもきちんとした香を使っていまして、少し高価な方かもしれませんが、やはりその方が良い香りが立ちますので、お焼香の際にも遠慮なさらず使ってください。


反対に火葬場などで使われているものは安価なものが多い印象です。香木からではなくて、もっと人工的に作られたお香な気がします。慣れて来ると、匂いで何となく分かってきます。


また、香絡みで言えば、お葬式などでお渡しするお金のことを『香典』と言いますが、これもお香やお花の代わりに金銭を渡している、という建前です。それだけお香が高価であることが分かりますし、お寺さん同士だと本当にそのままお香をお渡しすることも多いです。


6年前に祖父が亡くなった時、お寺さんから大量のお香が送られてきて驚いた記憶があります。中には抹香ではなく、香木のかけらそのままのものもありました。恥ずかしながら当時の私には価値が全然分からなかったのですが、抹香よりも全然高価なものだそうです。勿体なくて、今でも使わずに取ってあります。そして昨年の父の時にも、多くのお香を頂きました。


この『香り』というのも、映像では伝わらない、本堂に実際に入らないと伝わらないものの1つです。お寺に来て本堂に入った瞬間には、染みついたお香の香りがするはずです。『仏法、毛穴より入る』という言葉もありますが、是非香りからも仏教をその身に受けて頂けると幸いです。



南無阿弥陀仏

 

新型コロナウイルスでお困りの方へ

『法善寺の輪』はこちら


法善寺の檀家になってくださる方はこちら

Comentarios


特集記事
最新記事
アーカイブ
タグから検索
まだタグはありません。
bottom of page