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門徒さんと仲良くなりたい


こんばんは。

法善寺副住職の中山龍之介です。


本日は4連休の3日目、お彼岸が始まって3日目の月曜日でした。世間的には敬老の日と呼ばれているそうで、明日は秋分の日ですので4連休となります。


日本人の中では、『海外では1ヶ月バケーションを取ったりするけど、日本人はバケーションも取らずによく働く』という定説のようなものがあると思いますが、実際には海外の人は祝日はほとんどなく、やれゴールデンウィークだ、やれシルバーウィークだとちょこちょこ休む私たち日本人を『よく休む人たち』というふうに見ているみたいです。塵も積もれば山となる、ということでしょう。


もしバケーションが取れるなら1ヶ月くらい南国にでも行ってみたいなーと思いながら、結局そんなにお寺を離れたくない私です。どうぞよろしくお願いいたします。

 

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門徒さんと仲良くなりたい

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さて、今日はお彼岸の3日目で、『中ダレ』するかなーと思っていたのですが、想定よりも多くの方々がお参りにいらっしゃいました。天気も、途中晴れる時間帯もありましたが、基本的には曇りで、気持ちの良い気温だったと思います。接客室で座りながらも気持ちの良い風を感じていました。


今更かもしれませんが、今回のお彼岸では門徒さんの顔と名前を積極的に覚えようと思い、出来るだけ長い時間を接客室で過ごしています。葬儀や法事などで顔を合わせた方以外にも、例年バスツアーに参加してくださる方や季節の行事に参加される方も多くいらっしゃるのでなかなか大変ですが、門徒さんとの人間関係を築く第一歩として注力しています。


人の顔と名前を覚えることが得意な妻曰く、何かエピソードを紐づけて覚えることがコツだそうなので、たくさん話をして人となりを知れるように努めています。ただ話をしていく内に楽しくなってしまい、盛り上がって接客室が渋滞しているときもありました。お待ちいただいた方々には申し訳ございません。そして貴重なお時間でお話に付き合ってくださった方々、誠にありがとうございます。


今の法善寺で一番門徒さんの顔と名前を覚えているのは、間違いなく祖母です。今日は所用で留守にしていたのですが、多くの門徒さんから『おばあちゃんは元気ですか?』と声を掛けていただきます。大変にありがたいことです。


祖母の記憶力が良いこともあるとは思いますが、この関係性を築いているのは間違いなく祖母が一番門徒さんと話してきたという実績があるからです。お彼岸なんかではバタバタしていますが、平時にお墓参りにいらした際にはゆっくりと話をしています。そうやって1対1で話をすることを繰り返すことが、結局は多くの方との関係性を築く一番の近道なんだろうと思います。塵も積もれば山となる、ということです。


インターネットの世界は1対100(複数)というコミュニケーションの世界です。それでも関係性を築くことは出来ますが、やっぱり深い関係性になることは難しいです。結局は、直接のコミュニケーションに勝るものは無いという事が今回のコロナで分かった気がして、1対1×100という時間の使い方が、深い関係性を築く上では一番大切なんだと思います。


明日は4連休の最終日、お彼岸で見ればお中日となります。今日以上に多くの人出が予想されますが、出来るだけたくさんの人とお話して、門徒さんと仲良くなれればと思います。幸いなことに『家庭通信読んでます』とか『息子さんは元気?』とか『ブログ読んでるよ』とか、私に声を掛けてくださる機会も増えました。これからも邁進していきます。

 

 

南無阿弥陀仏

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