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第2回『宗教を知ろう』の背景


こんばんは。

法善寺副住職の中山龍之介です。

 

仕事柄、移動する際には車を使うことが多いのですが、長距離運転をするときには、スナック菓子とカフェインが入ってる飲み物(紅茶、エナジードリンク、コーラなど)を抱え込んで、頬張りながら眠気をごまかしています。

 

好きなお菓子は、ひねり揚げとかチーズスナックなんですが、最近気付いたのは1袋400kcalを超えていること。驚くべきことに、往復で800~900kcalを摂取していることになります。運転するたびに太っていく、謎の習性を手に入れました(#バスケしたい)。

 

さて、昨日は通常のブログはお休みして、『宗教を知ろう』のご案内をさせていただきました。申込みページも兼ねていたので、普段のような語り口では書けませんでしたが、本日はいつもみたいにフランク(?)に、『宗教を知ろう』について書いてみようと思います。

 

↓↓第2回『宗教を知ろう』のご案内↓↓

 

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『宗教を知ろう』の背景

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そもそも『宗教を知ろう』を始めようと思ったきっかけは、2年前の東本願寺で行った夏期大学講座のときでした。私がまだ東本願寺学院の1年生だった時です。

 

夏期大学講座とは、ざっくり言えば合宿で夜はみんなで座談会を行います。その座談会で、『これからのお寺の在り方』をテーマに話をした時に、「子供を呼ぶために●●をした方が良い」とか「新しい人に来てもらうために■■するべきだ」という『新しいことをしようよ』という意見が出る中(私もその中の一人)、本山のある職員の方が『そういうのもいいけど、もっと仏教や浄土真宗自体にフォーカスを当ててみたら?』と仰いました。私にとっては灯台下暗しな意見で、『そりゃそうだ、まずはそこだったな』と思い、そこから宗教自体を伝えられる企画を考え始めました。

 

私自身、お寺に生まれながらも宗教に対して特別に意識することもなく育ってきました。しかし大学でアメリカに留学した時に、人の善悪の判断にキリスト教という宗教が大きく関わっていることを知り、衝撃を受けました。日本人はあまり意識していませんが、人間の価値観や思想の根底には宗教が深く根差していることを知りました。

 

このきっかけと経験により、世界三大宗教と呼ばれるキリスト教、イスラム教、仏教のそれぞれ有識者にお集まりいただき、パネルディスカッションという形式の『宗教を知ろう』を企画して、昨年に第1回を開催しました。

 

時間が押してしまうなど、反省点はいくつもありますが、定員を超える観覧の方々からは概ねご好評をいただくことができました。

 

しかし、一安心も束の間、『次回はどうしようか』という課題が常に付きまとっていました。お寺のパンフレットにも『『宗教を知ろう』という企画を毎年開催します』と銘打ってしまっていますので、やらないわけにはいきません。相変わらず、自分で自分の首を絞めています。

 

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第2回の着想

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第2回を企画する上で、まずは昨年の会でイスラム教を代表していただいたサイード佐藤さんに御相談させていただきました。日本ではイスラム教徒の数が少ないので、まず最初に相談しました。

 

その際に、昨年のパネリストの方々には本当に感謝しているのですが、『宗教を知ろう』をより発展させるために今年は新しいパネリストの方々をお招きしようと考えている旨を伝えると、リーム アハマドさんという女性の方をご紹介いただきました。そこで『女性目線で宗教を語るのは良いかもしれない』と思い、キリスト教と仏教も女性の方にご依頼させていただきました。

 

宗教にもよると思いますが、歴史を紐解くと男性と女性をきっぱり分けることは珍しくありません。比叡山や高野山では女人禁制の場所があったり、イスラム教では礼拝する場所が男女で分かれていたりします。

 

かく言う浄土真宗も、『女性は男性に生まれ変わったのちに、極楽浄土に往生できる』と説かれている和讃もあります(フォローしますが、これは当時、女性は極楽浄土に往生出来ないという教えが当たり前とされていた時代に、親鸞聖人が女性でも往生できると説いた際の方便です。とは言っても、現代でも結構揉めているポイントですので、この辺りでご勘弁を)。

 

そういった中、今回出演していただけることになったパネリストの方々には本当に感謝です。まだ始まってもいないのに、既に感慨深いです。本当にありがとうございます。

 

今回のテーマは、各宗教の『死生観』と『性による区別』です。『死生観』については以前から取り上げたいテーマでしたのでそのまま採用し、『性による区別』は女性パネリストを揃えたことから決めました。

 

今年は新型コロナウイルスの影響から、会場での観覧は人数を絞り、それ以外の方には動画配信をします。どのツールで配信するかはまだ決めかねていますが、質問なども受け付けたいので、コメントを残せたりする相互コミュニケーションが取れるツールにする予定です(おそらくYouTube)。

 

皆様のご参加、お待ちしております。よろしくお願いします。

 

↓↓第2回『宗教を知ろう』のご案内↓↓

 

 

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