人類は前に進んでいるのか
5/6のブログです。
こんばんは。
法善寺住職の中山龍之介です。
サッカーの話題ですが、浦和レッズがアジアチャンピオンズリーグを制覇したそうです。アジアで最強のクラブチームを決める同大会ですが、日本のチームが優勝するのは2018年の鹿島アントラーズ以来5年ぶり、また浦和レッズの通算優勝回数３回というのは同大会史上最多だそうです。本当におめでとうございます。
と、さも知ってるふうに書きましたが、恥ずかしながらサッカーは管轄外になることが多く、今回の試合もリアルタイムでは追えていませんでした。テレビをあまり見なくなったことと、そもそもDAZN以外での放送がほとんどされていないことで、情報が入りにくくなっているのかもしれません。まあ何はともあれ、優勝はめでたいことです。改めて、おめでとうございます。
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人類は前に進んでいるのか
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ここ最近、Netflixで『ヴィンランド・サガ』というアニメを見ています。中世ヨーロッパが舞台のアニメでして、主人公の背景やら何やらを除いて、全体の流れをざっくり言えば、戦争もののアニメです。どこどこの王様が、領土を拡大するためにどこどこに攻め込んで、その中で生き抜く主人公、みたいな話です。
1987年に生まれ、基本的には日本で育った私からすると、はっきり言って戦争は全く馴染みのないものです。『平和ボケ』と揶揄されたりもしますが、戦争を体験していないため、それは仕方ないじゃないか、と思っているくらいです。ただ、今の時代しか知らないため、今が平和なのかどうかも分かっていません。世界のどこかでは戦争が起きていますし、日本だって長い目で見れば中国や北朝鮮やロシアとどうなるか分かりません。
そんな私がこのアニメを見ると、当時の凄惨さに驚かされます。もちろんアニメなので史実をどれだけ忠実に再現しているかは分かりませんが、少なくとも今の日本で、いきなりヴァイキングが街を襲いに来て、男どもは殺され、女子供は売り払われる、みたいなことにはなりません。自分たちの生活のために、武器を持って戦おう、という発想にもなりません。
そう考えると、少なくとも日本においては、昔よりも良い時代と言えるかもしれません。明日殺されるかもしれないという心配はせずに、お昼はラーメンでも食べようかな、と考えているくらいです。
こんな私ですが、たまに『世界は前に進んでいるんだろうか』という思いに耽る時があります。私なんかが心配するようなことじゃないのは分かっていますが、SDGsやらLGBTQやら、様々な問題が後を絶ちません。特に環境問題などを見ていると、人類は後退しているんじゃないかと思えてくるほどです。
ただ、このアニメのような戦争が当たり前の時代から比べると、『世界は前に進んでいる』と断言できそうです。今ある問題も一つ一つ乗り越えていけば、100年後、1000年後にはより良い世界になっているはずだ、と思えてきます。
人類の思想は進化しないと言いますが、それでもやっぱりその時代その時代で全力を尽くして生きていくしかありません。より良い未来のために、今の自分は何ができるんだろうか、そんなことを考えてしまうアニメ鑑賞でございました。
今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。ヴィンランド・サガはそこまでグロい表現もないですし、面白いのでオススメです。是非。
南無阿弥陀仏
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