記憶するのに必要なこと

4/26のブログです。

こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。

NBAのプレイオフが順調に進んでいます。応援しているレイカーズはプレイオフにすら参加していませんが、妻が好きなジェイソン・テイタムという選手が所属しているセルティックスは今日一回戦突破を決めました。相手は、シーズン開幕前は優勝候補にも上がっていたネッツで、そこをスイープ(4勝0敗)で下しての一回戦突破です。この先も楽しみです。

他の組み合わせでは、まだ一回戦突破のチームは出てきていません。今年こそ優勝するのかな?と思っているサンズですが、エースが怪我してしまったりで意外と苦戦しています。どんなスポーツでもそうですが、怪我などが理由でベストのパフォーマンスが見られないのはとても残念です。ガッチガチの、全力100%同士の試合が見たいものです。

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記憶するのに必要なこと

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住職襲職奉告式まで、あと1週間となりました。今日もコツコツと登高座の練習をしました。やっとこさ手順を手元に置いておかなくても出来るようになってきましたが、柄香炉という仏具を持つのをついつい忘れたりしてしまいます。

高座に乗る時、高座の上に立つ時、高座から下りる時、そういった時には柄香炉を持たなければいけないのですが、失念して次の動きに入ってしまいます。動き出してから気が付いて、一回動きを止めて戻るので、『柄香炉を持つ』ということをスキップしているわけではないのですが、明らかに動きが不自然に見えるはずですので、そこはスムーズに行きたいものです。

それにしても、最初の頃は『こんな手順覚えられるのかな』と心配でしたが、何とかなってきました。シンプルですが、反復練習の力ってすごいですね。反復練習の凄さを実感するたびに、私は中学時代の英語の勉強を思い出します。試験に出てくる英単語を5回ずつ書いて覚えていたと記憶していますが、そんな記憶が今でも反復練習をするたびに蘇ってきます。

何かを覚える方法というのは人それぞれだと思いますが、反復練習をするのもそうですが、何か自分の頭の中に引っ掛かりを作らないと覚えられません。自分の経験と結びつけたり、ひたすら反復したり、その場に行ってみたり。数年前に親鸞聖人の足跡を辿る旅と称して京都やら北陸やらを回りましたが、京都には日本史に登場する場面が数多く残っていることに驚き、『京都の人って、こんなに身近にいろんな旧跡あったら、日本史有利じゃね?』と感じた記憶があります。

反対に、中学の時の世界史の先生は、試験前に試験範囲を先生なりの文章にまとめたプリントを配ってくださいましたが、その文章が仕上がりすぎていて、そこから自分なりに書き換えたり要約したりすることができなくて、全然頭に入ってこなかった記憶があります。先生としては、教科書の無駄な部分を削ぎ落とした良い文章を作ったと思っていたはずですが、その結果生徒のインプットには適していない、という悲しいことになってしまったわけです。

人に何かを覚えてもらう時には、こういった引っ掛かりをいかに作るかが大事なのかなーと最近感じています。法話やら、普段のコミュニケーションやらで、きちんと意識して行きたいところです。

今日もブログをお読みいただきありがとうございます。記憶に残るブログにしたいものです。

南無阿弥陀仏

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