Better templeを目指して

こんばんは。

法善寺副住職の中山龍之介です。


昨日に続き、今日はお昼ごろに親戚のおじさんの葬儀がありました。昨日のお通夜よりも多くの参列者がいらっしゃり、初めて会う親戚なんかもいる中で、私は祖母の付き添いで行かせていただきました。


換気はしていましたし全員マスクは着けていたのですが、近い距離間で多くの人と接したので、少し緊張しました。コロナ前にはよくあった光景ですが、今ではそんなことに恐怖を感じるようになってしまいました。少なくとも密閉はされていなかったので三密ではなかったと思いますが、やっぱり恐怖心を拭うのは難しいですね。


葬儀自体はとても良かったと思います。思い出話に花が咲けば笑いが生まれ、でもやっぱり亡くなって寂しいと思う時には涙をし、故人を偲ぶことが出来たのではないでしょうか。

 

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地元でのショックなニュース

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今朝、とてもショックなニュースを目にしました。東京都台東区に住む30歳の女性が、3ヶ月になる自分の子供を家に16時間放置し、結果その子が亡くなってしまったというニュースです。


ニュースの内容自体もとてもショックですが、法善寺のある台東区という土地でこの事件が起きたことに大変驚いたのと同時に、怒りと悲しみとやるせなさが混じったような、何とも言い難い気持ちになりました。近い月齢の子供を持つ親として、他人事には感じられませんでした。


記事によれば、父親は誰か分からず、出産して子育てしていることを友人はおろか親にも伝えていなかったそうです。お金もない中、子供を育てながら働いていたそうで、仕事から帰ったら、子供が亡くなっていたそうです。


私の息子がそろそろ1歳になります。曲がりなりにも子育てを経験したから分かりますが、3ヶ月の子供を誰の協力も無く一人で育てる、ましてや仕事もしながらなんていうのは、はっきり言って無理な話だと思います。夜は数時間ごとに起きるし、ミルクも数時間ごとにあげなければいけないし、この時期は暑いので空調にも気を付けないといけない。常に誰かが付き添わないといけません。


ただ、この女性を正当化しようとは思いませんが、一方的に攻めることも出来ない気持ちになってしまいます。周りの人は何かできなかったのか、女性が助けを求めるのを妨げていたものは何なのか、もっと言えば、同じ台東区に住む者として、私は何かできなかったのでしょうか。もしかしたらこの女性とは、どこかの道ですれ違っているかもしれません。お寺の前を通り過ぎたかもしれません。苦しんでいるときに、お寺としてセーフティーネットの役割を果たすことが出来なかったのだろうか、と考えてしまいます。


私は聖人ではありませんが、話を聞くことくらいは出来たかもしれません。他の人を苦しみから脱せられるほど出来てはおりませんが、少し和らげたり共感することは出来たかもしれません。このニュースから、お寺としての役割を改めて考えさせられました。


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教会からお寺を考える

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『宗教を知ろう』で知り合ったキリスト教の牧師さんからは、悩みを持った方がふと教会に訪れることがあるというお話を聞いたことがあります。それがきっかけとなってキリスト教に感銘を受け、洗礼を受けた、なんていう話も珍しくありません。


宗教は違いますが、お寺も教会と同じ宗教施設なのに、はっきり言ってこういうお話はあまり聞きません。お墓を探している人がお寺の前のポスターやHPを見ていらっしゃることはあっても、悩みに溺れてしまっているような人がいらっしゃることは大変稀なことです。


今までは、あまりこれに疑問を持ちませんでしたが、よく考えたら変な話です。お寺としての役割って何?お墓を売ること?と考えてしまいます。


お寺としてはウェルカムであっても、世間的には『お寺は入りにくい』という印象があるそうです。理由は『お寺はお坊さんが住んでいるから』だそうですが、教会だって牧師さんが住んでいます。ただ生活感の有無は大きく違って、お寺の方が家感が強いのは間違いありません。


前から言っている通り、法善寺は建て直しを考えていますが、今度はもっと開けたお寺にしたいと考えています。生活感は出来るだけ隠して、もっといろんな人が入りやすいお寺にしたいなーと思います。


お寺としてやるべきこと、今法善寺が出来ていないこと、これらを考えると無数に出て来ます。全てに手を出すことは不可能ですが、今より良いお寺(better temple)を目指して一歩一歩進んでいこうと思います。


今日は8/24、コービー・ブライアントの日ということで、最後に少しあやかってみました。

#わかる人にはわかるはず

 

 

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