俯瞰した視点から考える

こんばんは!
法善寺副住職の中山龍之介です。
今日天気予報を見ていると、来週から東京も梅雨入りするとのことでした。ちょっと前まで寒い日が続いていたと思ったら一気に暑くなり、そうしたらまたすぐに梅雨が来て、それが明ければ本格的な夏の到来です。
もう30歳を過ぎたからか、1年があっという間です笑
梅雨というと雨が多くて湿気も高くて、あんまり良いイメージがない人がほとんどだと思います。空梅雨なんて言葉もありますが、雨を望まない人もいます。しかし、雨が全く降らなければ水不足になって、都会の我々にとっても大ダメージです。
ただ反対に雨を喜ぶ人もいます。農家の方々なんかは良い例です。
結局、喜ぼうか喜ばまいか、雨は絶対に必要です。
『雨』という出来事は変わらないのに、悪いように捉える人もいれば、良いものと捉える人もいるわけです。
この『雨』を良いものとして捉えられる心を育むのが宗教である、と聞いたことがあります。そして、『雨』が嫌なものなら傘をさせば良いと考えるのがお金儲けの新興宗教だそうです。
宗教というのは本来、世の中を俯瞰した視点を授けてくれるものです。なので、雨が主観的に嫌いと感じる人でも、俯瞰した視点を授けられることで雨が必要だと理解して、雨が好きになるということです。
今回は梅雨にちなんで雨を例としましたが、みなさんの身の周りにある嫌なことも、視点を変えれば好きになるかもしれません。そのような俯瞰した視点をぜひ意識してみてください。
と、自分に言い聞かせています笑
南無阿弥陀仏