新しい命の誕生と、、
みなさんこんにちは。
副住職の中山龍之介です。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、法善寺はペット好きのお寺です。
代々犬を飼ってきておりまして、最近は3匹の犬(ダックスフンド♂12才、狆♀8才、チワワ♂1才)がいました。
そんな中、なんと狆♀8才とチワワ♂1才の間に子供が出来まして、先週新しい命が2つ産まれてきました。
しかし、家族一同喜んでいたのも束の間、2匹の赤ちゃんの内1匹が亡くなりました。詳細は差し控えさせていただきますが、生後1日余りで亡くなってしまいました。
たった1日とは言え、自分たちのペットの子供、そして私もこの手に抱きミルクをあげたこともあり、とても悲しい気持ちになりました。
命というのは掛け替えがなく、亡くなってしまうと帰ってこない、ということを改めてこの命に教えてもらった気がします。
人間や犬だけでなく、この世界にはありとあらゆる命が溢れています。生と死が繰り返され、私たちの命も多くの命によって支えられています。生と死を、善と悪のように捉えるときもありますが、本来そこに善と悪はありません。命をどのように捉えるか、それはその人次第です。
今回亡くなってしまった命も、数多ある命から見るとたったの一つです。しかし私を始めその周りにいる者にとっては、この死はとても悲しく、同時に様々な学びをくれました。
人間も、周りの方々が亡くなるととても寂しく悲しくなりますが、そこから何かを得ることができるのもその周りの方々だけです。
これから亡くなった犬の火葬と納骨に行ってきます。
南無阿弥陀仏