7月の書道教室


こんばんは。

法善寺副住職の中山龍之介です。

今朝家を出たら、気温も湿度も風も気持ちよくて、ハワイを感じました。やっぱり南国好きです。青い空の下を闊歩したい。。。早く海外にも自由に行ける日が戻ってくることを切に願います(#デジャヴ

日中になると気温も湿度も上がってきたのでハワイ感は無くなりました(そもそもそんなにハワイに詳しくない)。梅雨時期なので涼しい時は雨が降っているし、晴れたと思ったら暑くてジメジメするし、二兎を追う者は一兎をも得ず的な天候が続いています。真夏が来てほしいような欲しくないような、どちらにせよ汗っかきには大変な季節です。

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最近の書道教室

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さて、本日は書道教室の日でした。最近の法帖は『雁塔聖教序(がんとうしょうぎょうじょ)』というもので、楷書の中にも所々行書が混ざっている、という味のある字を臨書しています。『大げさなくらい雰囲気だして書くべし』というご指導の元、体ごと揺らすイメージで書いていますが、やっぱり難しいです。

この『雁塔聖教序』は、西遊記にも出て来る三蔵法師として知られる『玄奘(げんしょう)』の文を、初唐三大書家の『楮遂良(ちょすいりょう)』が書いて石碑に残したもので、中国・長安(現・西安)にある慈恩寺にある大雁塔に、今でも現存しているそうです(固有名詞多くてすいません)。

西安には浄土真宗の七高僧と呼ばれる曇鸞・道綽・善導の旧跡などもあり、いつか行きたいと思っている場所です。コロナが落ち着いて時間が出来たら是非行ってみたいです(だからインフルエンザも収まってほしい)

そして授業終わりに、とある質問をしに先生の元へ。実は門徒さんから、昔の位牌を全て過去帳に書き写してほしいという依頼を頂いていたのですが、旧字や異体字が多くて苦戦しておりましたので、分からないところを聞いてきました。見事答えていただき疑問は全て晴れたのですが、異体字というのは厄介ですね。

たとえば平仮名の『ふ』は『不』を元に作られていますが、異体字の場合は『婦』を元に作られていて、ぱっと見『ぬ』の最後をごにょごにょっと書いた字に見えます。同じように、『は』は『波』を元にしていますが、異体字の場合は『者』を元に作られていて、ぱっと見『む』の点を無くした字に見えます。

こういった分からないところを一つ一つお聞きし、先生には授業とは関係ないのに丁寧に答えていただきましたので、これで過去帳への記載が進められます。『知らない字は書かない』という教えもありますので、異体字ではなく現代文字に直して書き写そうと思います。

今の日本教育書道芸術院に通ってから、文字というのは本当に面白いなと思い始めました。現代ある文字や、私たちが日常的に書いてる文字は、文字を印刷するようになって都合により統一された文字が中心です。『楼』は元々『樓』という漢字から来ていて、『米』の部分は、元々の字の草書体のその部分が『米』に似ているから当てはめられただけで、ご覧の通り元々は全然違う形です。

こんなんことが多くの漢字に適用されているので、書道に詳しい方は『楼』は使わずに『樓』を使うそうです。そもそも、昔は印刷技術が低かったせいもあって細かい文字が表せなかった、もしくは既存の文字やパーツを使いまわせば便利、という側面もあったみたいです。だからこそ、元の文字を知ることの価値が高まっている気がします。

いかにも『知ってる風』に書きましたが、まだまだ私はペーペーです。書道教室で『文字考ゼミ』を開かれていた先生は、甲骨文字を普通に読んでいました。変態です(良い意味で)。

そこまで私が行けるかは謎ですが、職業柄旧字や草書の文字に触れる機会も多いので、引き続きマイペースに勉強していこうと思います。

ちなみに今日の写真は、法善寺の床の間に飾られている書道作品で、『松樹千年翠』と書いてあるそうです。私は『松』と『千』と『年』は分かりましたが、それ以外は分からず。書道教室の先生にお見せしたら一瞬で読んでくれました。やっぱり変態です(ほんとに、良い意味で)

今月も書道頑張ります!

南無阿弥陀仏

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