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7月のお寺の掲示板

7/1のブログです。


こんにちは。

法善寺住職の中山龍之介です。


早いもので、今日から7月です。上半期が終わり、下半期がスタートしたことになりますが、それにしても早い。梅雨真っただ中、蒸し暑い日本の夏を味わいながら、時の早さに驚いています。


昨日も書きましたが、7月はお盆があります。一般的には8月がお盆とされていますが、東京は7月です。かき氷は恒例になってきていますが、お墓の相談窓口を設置するのは初めての試みです。どんな反響があるのか、そもそも反響があるのか、見えないところもありますが、まずはやってみようというところです。ご協力いただけた石屋さんに感謝です。


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7月のお寺の掲示板

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さて、7月になりましたので表の掲示板を差し替えました。6月は『雨の日には 雨の日の 生き方がある』という言葉で、まだ梅雨が続いているのでそのままにしておいても良かったのですが、まぁ毎月替えようと今年は決めておりますので替えました。


ということで7月は『どんな命も 長い長いつながりから 生まれている』という言葉にしました。黒柳徹子さんの言葉みたいですが、お盆月に合っているかなぁと思い採用させていただきました。


人は決して、他人の人生を生きることは出来ません。遠い未来は分かりませんが、自分の体、家族、親族、置かれた環境、そんな様々なことと付き合いながら生きています。


ただ、昔に比べてはるかに快適に生きられる現代において、多くの人は、自分自身の人生は自分自身だけのものだと思いすぎている気がします。『今が楽しければ良い』という言葉はその骨頂で、自分だけ、今だけが良ければ良いという風潮は年々強くなっている気がします。


先行きが不透明な世界では、そういう気持ちになってしまうのも仕方のない事なのかもしれませんが、せめてこのお盆のタイミングくらいは、自分の命は自分だけのものではなく、長い長い時間をかけて紡がれてきたものなんだ、ということを意識してもらえると嬉しいなと思います。


生物学的に見れば、親は2人、祖父母は4人、曽祖父母は8人、と直系尊属の数は、代が上っていくにつれ二乗していくわけです。そして、20代前になると、なんとなんと1,048,576人になります(2の20乗)。


(血縁は途絶えていますが)ちなみに私は法善寺の21代目の住職で、法善寺が開創されたのは約400年前です。ということは皆さんにとっても、たった400年ほど前に生きていた1,048,576人という数の人が親族で、その方々によって紡がれた命が自分自身なわけです。


また、人との繋がりは血縁だけではありません。様々な縁起によって人は成り立っているわけで、そんなご縁まで含めたら一体どれだけ多くの人によって今の自分がいるのか、計算しきれません。それだけ多くの方々にご縁をいただき、今日この日を生きられていることは、なんとも有難いことなわけです。


こうやって考えれば、自分だけ、今だけが良いという考えも出来なくなるのではないでしょうか。お盆のある7月に、そんなことに思いを巡らせながら、この字を書かせていただきました。


今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。今月は楷書で書いてみました。


南無阿弥陀仏

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