5月も終わり

こんばんは。
法善寺副住職の中山龍之介です。
緊急事態宣言が解除され、ヤフーニュースでもコロナ以外のニュースの割合が増えてきました。日常が戻ってきた証拠なのかもしれませんが、緊急事態宣言期間中も様々な事件なんかは起きていたはずで、それらがコロナによってスルーされてしまっていたんだなと思ってしまいます。
アメリカに留学しているときに『No news is a good news』という言葉を聞いたことがありますが、その通りだなと思う今日この頃でございます。
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5月も終わり
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さてさて、本日は5月31日という事で、5月も最終日となりました。2020年になってからあっという間で、あと1ヶ月で折り返しになるのが信じられないのは私だけでしょうか。
『年をとると1年が早く感じるのは、毎年似たようなことを繰り返しているからだ』という意見もありますが、反対に『色んなことで忙しくしていたら1年はあっという間に感じる』という意見もあります。全く反対のことを言っていますので、どっちか決着をつけて、『1年を長く感じる方法』を編み出してほしいと思っています。どなたか、お願いします。
この議論に決着がつくかは置いておいて、2020年が早く感じる理由は間違いなく後者でしょう。オリンピックイヤーだ!と盛り上がって迎えた新年でしたが、今ではそんな盛り上がりはどこに行ってしまったのか、という雰囲気です。
今年に入っての出来事と言えば、コロナはもちろんですが、個人的なニュースになってしまうかもしれませんが、1月26日にコービー・ブライアント氏がヘリコプターの墜落事故で亡くなったりしました。『今年に入って良いこと起きたかな?』と考えてしまうほどです。私は仏教徒ですので、厄年なんかは信じていませんが、それでも『厄払いに行こうかな』と思ってしまうほどです。
愚痴ってしまいましたが、そればっかりでも仕方がありませんので前を向いていきます。その手始めに、身の回りの小さな幸せを羅列していきます。
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今年あった良いこと
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まずはやっぱり、息子が順調に育っていることです。出生時は小さかったですが、今では立派なもので、ずっと抱っこしているのが大変です。ちなみに飼っているチワワの体重が息子の出生時の体重とほぼ同じなのですが、その軽さにびっくりします。チワワなら1日中抱っこできる気がします。
次に思い浮かぶのは、東本願寺学院を首席で卒業できたことです。2年間の学生生活、様々なことがありましたが、学友にも恵まれ乗り越えることが出来ました。仏教や浄土真宗の教えを学んだことで、普段の景色が2年前のそれとは変わっているのを感じます。宗教の持っている力でしょうが、物事を俯瞰した目線で見られているように感じます。引き続き、学んだことを門徒さんたちに還元していけたらと思います。
また、『法善寺の輪』を始められたことも良いことでした。コロナがきっかけでしたが、門徒さん同士を繋げる役割をお寺が担えたような気がします。昔はそういう役割があったはずなのに現代では失われてしまったその役割、また復活できればうれしいですね。
↓↓法善寺の輪はこちらから↓↓
また、いつからか忘れましたが、ブログを長文で書いてFacebookでシェアするようになったのも良いことでした。文章力が確実についていますし、すこーしずつですが読んでくださる方も増えています。ありがたいことです。そのおかげで、まだまだ頑張れます。
こうやって考えていくと、意外と良いこともある年に思えてきます。『何でもないようなことが幸せだったと思う』という有名な歌詞もありますが、身の回りを改めて見返すことで、幸せを再発見できるかもしれませんね。
皆さんも是非、人生に閉塞感が生まれたら身の回りの小さな良いことに幸せを感じてみてください。明日を生きる活力になるはずです。
南無阿弥陀仏
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