2回目の研究科授業

7/24のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


今日からオリンピックも本格的にスタートしてきました。スポーツ好きとしては、テレビつければ何かしらの競技がやっているというのはシンプルに嬉しいもので、なんだかんだオリンピックを楽しめているのかもしれません。


早速柔道の高藤選手が金メダルを取りましたが、水泳では瀬戸選手が余力を残しすぎて予選落ちしてしまったり、内村航平選手が鉄棒から落下して予選落ちしてしまったり、光があれば影があるということが鮮明に映し出されています。これこそ一発勝負の怖さではありますが、その一瞬に懸けるアスリートは輝いて見えます。


まずはみんなが全力を尽くせますように。そしてその副産物として、より良い結果が得られることを祈っています。


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2回目の研究科授業 ================


さてそんな今日ですが、午後に書道教室に行ってきました。先週はお盆で行くことが出来なかったので、2週間ぶりの書道です。師範養成科を卒業し、名ばかりの師範になり研究科に入ってから、2回目の授業でした。周りの人たちが自分よりも遥かに上手に見えて(恐らくそれは事実ですが)、相変わらずビビりまくっています。


まず前半では法帖として、篆書の勉強をしています。18世紀に活動されていた鄧石如(とうせきじょ)という方の篆書を臨書していくのですが、2回目の今日まではまず篆書の基礎の基礎を勉強しています。ガイドブック的なものに沿って、篆書独特の書き順やスペースの取り方などを学んでいます。

篆書には様々な特徴がありますが、私が特に注意している点は3つです。というか、それ以上はまだまだ気が回りません。


まず1つ目は、太さを均一にすることです。楷書や行書や草書なんかでは太細をいかに表現するかという部分もありますが、その真逆です。ずっと同じ太さなんか簡単じゃないかと思っていましたが、筆と紙の距離感を一定に保たなければいけないので、かなり難しいです。人の手は機械じゃないという事ですね。


また、線が曲がっても太さを均一にするため、筆を回しながら書かなければいけません。今までやったことのない筆の使い方ですので、これもかなりしんどいです。


2つ目は縦長の長方形シルエットに書くことです。師範養成科最後にやっていた隷書は、横長のシルエットを意識していたのですが、篆書になると逆で縦長にしなければいけません。『こんくらいかな?』と思ってやっていましたが、先生から『もっと縦長に』と言われ、自分の頭の中にストッパーが働いてしまっていることに気が付きました。やりすぎくらいで丁度いいのかもしれません。 


そして3つ目は、起筆と終筆です。起筆では一度逆方向に筆を入れてから切り返し、終筆は抑え込むことなくそのままパッと離します。こうすることで、起筆が尖ることは無く、終筆はばさばさな感じで仕上がります。これまでの感覚で言えば違和感だらけですが、篆書ではこの世界線で良いそうです。


これ以外にも意識しなければいけないことがありますが、まずはこの3つくらいを徹底していこうとしています。また、そもそも字形自体も私が慣れ親しんだものとは全然違いますので、自分で何を書いているのか分からなくなることがあります。ちなみに写真の字は、右が『發(発)』で左が『堀』です。


気が付いたら1時間が経ち、後半は競書の創作に取り掛かりました。研究科になり創作に求められるレベルも高くなり、そして提出する課題も多くなりました。その中で今日は楷書と臨書を行いました。どちらも半切というサイズの紙に2行書きです。


楷書は、前回の先生の話&デモンストレーションを受けて、あまり形にこだわらず筆を遊ばせることを意識しながら書いてみました。思ったよりも楽しく書けて、また違う世界が開けた感じがします。


臨書は良くやっていることではあるのですが、半切に2行書きというのは意外とあまりやったことが無くて、上手く感覚が掴めませんでした。2枚書いて1枚を取り置きしてもらいましたが、もうちょっと練ってみたいと思います。


篆書にせよ創作にせよ、研究科に入って難易度が上がったことは事実です。今までもそれなりに大変だった気がしますが、研究科に入ってからは明らかに自分のコンフォートゾーンから抜け出てしまいました。しかし、だからこそ成長できる環境であることは間違いないので、逃げ出したい気持ちを抑えながら頑張ろうと思います。


このブログを通して、私の成長を見守ってくださると幸いです。



南無阿弥陀仏

 

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